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都市で自然を生きる

 自然農のコミュニティを主宰して2年が過ぎた。
(写真は、去年の秋に採れた菊芋)

 主宰というより、みんなでやっている。仲間がいるからやっていけている。
一人で畑をやるのとは少し違っていて、圃場は全員で管理、計画して、あれこれ考え、一緒に作業して収穫があれば皆で分配する。メンバー制だ。
農業をしているというより、農を主体とするゆるいつながり。
 圃場は、とある住宅の広い広い斜面の段々畑。
実家を引き継いだその圃場のオーナーである友人が、広い斜面を管理しきれなくて、悩んでいたところ、都市で農的暮らしをしたい私たちのニーズとぴったり合致して、発生したつながりだ。圃場のオーナーである友人の長年の願いでもあったという、まさに運命的な出逢いだった。

今まで、これをやりたい、やるんだと思って一人で頑張ってきたことのあれこれは、どれもこれも、それほど上手くいったことはなかった。とはいえ、続いていることもあるので、人から見たら、生きたいように生きている方かもしれない。

そんな中で、この農的なコミュニティは2年以上も、週1回ほどの活動(のらあそびと呼んでいる)を続けている。すごいことだ。
もちろん、私一人ではないからこそ、続いているのだ。
すごいことだ(2回言った)。

都市生活のいろいろな問題、都市の暮し方、働き方、そこから離れて田舎に移住していく友人もいる中、やはり都市での生活を続けようと選択する人も多い。
自分もその一人だ。
将来的には、もっと田舎に住みたいが、まだしばらくは都市に住むつもり。

私がまだ都市(都市近郊だが)に住む理由の第一は、
東京で生まれ育ったからというのが大きい。
今は、東京近郊だが、東京には愛着がある。
良くないところも今は多いけれど、だからこそ、もっとすみやすく、
人もいろいろな生き物も、心地よくいられる場所であって欲しい。
心からそう思う。

人が生きることと、農は切り離せない。

これは、2年間コミュニティをやって(その前の7年間は畑を借りてやっていた)
実感したこと。

都会であっても農的な暮らしはできるし、
人の生活の傍に農があると、とても生きやすい。
これは、9年間農的な生活を取り入れて得た実感です。

もっといろいろ書きたいけれど、つづきはまた明日。


#暮らし #エッセイ#野菜



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