大体の鼻はへし折られる運命にある
さて、これまで大学やらジムの話やらを書いていたが、
今回は比較的思い出すと寒気のする大学院生活・資格試験にスポットライトを当てて書いてみる。
大学院(ロースクール・法科大学院)は高田馬場にあった。UTではない。Wである。
Wとした理由は大きく言って一つ。(いう必要もない)
法律の知識が全く乏しかったためである。
それ以外の理由はない。この原因を作ったのは他ならぬ自分自身の努力不足、正確にいうと正しい方向への努力不足、である。
全く何もしていないわけではない。
その方向が確実に間違っていた(今なら自信を持って言える)。
そして、Wは、(当時)法律の知識がない人たち(未修という)を積極的に取っていたこともあり、滑り込むことができた。
入試にあたっては、推薦書(名前を完全に失念した)のようなものが必要になるのだが、自分はこれを、
以前の記事にも登場した同じサークルのブイ(仮名)に書いてもらった。
本来ならばゼミの教授などが一般的なのかもしれない。
ただ、自分は、人間性を知ってもらうことが何より大事と考え、同級生に依頼をしたのだ。作成者の肩書き?同期ですよ。
今でもこれにより合格したと確信している。
本当にありがとうブイ。
さて、その書類を提出し面接もこなして無事ロースクールに入学することができた。
未修は3年間の学生生活である。
1年生時それぞれがクラスに割り振られる。
すぐに何人かとも仲良くなった。
1年生の授業は全てが午前中であり、我々のグループは
教室の右後ろに固まって授業を受け
Wの(大して美味しくない)食堂でメシを食い、すぐに解散(大半帰宅)をしていた。
グループ内では仲が良いが、大して他の人とつるんだりもしない。
結果我々には
「沈黙の右サイドバック」
という二つ名が付いた。
サイドバックが複数人いる時点でチームは崩壊している。
でも仕方が無い
大学院いって家に帰ったらまだミヤネ屋がやってるんだ。
さっときてさっと帰る
さしづめ粉落とし、湯気通しと同じと言って差し支えない。
勿論、家でも勉強をしていなかったわけでは無い。
ところが、だ。
家にいるといろいろな誘惑が出てくる。
ギャンブルとかゲームとかギャンブルとか。
息抜きも自由に出来てしまう欠点がある(ついでに他の人がどれだけ頑張っているのかも見えない)
大体大学院に行く日数はそこまで多くなく、家での勉強時間も1日当たり数時間程度といったところだろうか(記憶が無い)。
結果
試験の成績は大して振るわなかった
良いのもあれば悪いのもある、そんな感じ。
でもどうにかなるだろうと高をくくっていた自分に取って、
危機感を植え付けられるには十分な結果だった
「このままではアカン」
気合いを入れ直さなくてはならない
沈黙してばっかりもいられない
1年後期になり、一念発起をすることになる。
その結果自分は「ゲス」の名を手に入れることになるのだが、
それは次のお話で
(続く)
サポート…?何それ、おいしいの?