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Aぇ! groupの武器なんてなんぼあってもえぇですからねぇ〜 (おてんと魂DVD所感)

はじめに

Aぇ! groupの初単独アリーナコンサート「西からAぇ! 風吹いてます!〜おてんと様も見てくれてますねん LIVE2022~」のDVDが昨日届いたので、早速鑑賞。
見て思ったことを忘れぬよう、書き留めておきたい。

Aぇ! group(以下、Aぇ)に関しては、ライブに参戦したこともなく、単独のライブ映像をフルで見るのは、今回が初めてだ。

昨年の夏に好きになってから、ゆるゆると応援させていただき、ついに12月、THE GREATEST SHOW-NEN 舞台『ガチでネバーエンディングなストーリぃ!』で初めて生で彼らを見ることができた。
ライブは全然当たらないものの、その舞台だけは当選し、なんと初現場にて最前列だったことから、そこに全ての運が凝縮されてしまったのかもしれないと思っている。

そんなド新規の身分ながら、終始誰がどの立場で言うてんねん、とツッコミを頂きそうな端くれオタクの戯言を書き連ねたい。
Aぇ担先輩の皆様、お許しください。

とにかく明るいAぇ! group

まずは、全体的な感想。

おてんと魂は、初めての関東圏でのライブという事もあり、彼らにとって言わば「自己紹介代わりのライブ」となったそうだ。
そんな背景からAぇの色が存分に発揮されながらも、純粋に「楽しい」ライブとなっていた印象だ。
愉快で、明るくて、面白くて、ユーモラスに溢れていて。
そんな「光」の要素が詰まった時間。 

コンサートにおいてノスタルジックな雰囲気を演出し、バラードソングが何曲か続いたら、それはもう感動のあまり涙…
みたいな事がよくあるが、おてんと魂にそんな時間は殆ど無い!とにかく明るい!

その時間を振り返った時「笑顔」で溢れているようなライブにしようと、誰よりも本人達が楽しんでいるような、素敵な表情が印象的だ。

個人的忘れられない表情2選
①ドラムを叩いている時の佐野晶哉くんの、屈託のない笑顔。
ステージの一番後ろでメンバーを見守りながら、幸せを噛み締めているかのようだ。
②客席の上の方を見上げた時の、末澤誠也くんの誇らしげな表情。
綺麗な景色を目に焼き付けているようだ。


大前提、アイドルは儚いのだ。(急)
オタクにとってコンサートなんてまるでユートピアで、会えた嬉しさよりも夢のような時間が終わってしまう切なさの方が勝ってしまうこともある。

だけど、彼らのライブはそんな切なさを沢山の笑いで掻き消してくれるような、後には「楽しい」しか残さないものなんだろうな、と思わされた。

Aぇさん達、武器持ちすぎ

ここからは、ちょっとだけ細かめな感想。

ただ、この曲は〜誰々は〜と書いていると、卒業論文並みの字数に達しそうなので、このライブを通して浮かび上がったAぇの魅力を再確認したい、そんなスタンスです。

はじめに明示しておくが、一番言いたいのは
「Aぇさん達、武器持ちすぎ。」
これに尽きる。

自分は割と色々なジャニーズグループの沼にすぐ片足を突っ込んでしまうタイプであるため、グループ各々の良さを味わい「みんな違って、みんな良い」とはまさにこのことだ、としみじみ思い、あ〜ジャニーズってやっぱ良いな〜と思う瞬間が好きだ。

ただ「みんな違って、みんな良い」の裏には、「他のグループとの差異化を図るための何かを確立しなければならない」という努力がある。

ルックス、歌、ダンス、バラエティ、コンセプト、パフォーマンススタイル etc…

差をつけるための武器は様々だ。
とりあえず何か一つ極め、その点において他のグループよりも抜きん出れば、○○を売りにしているグループだ、と世間にアピールすることが容易になる。

では、Aぇにとっての武器は何なのか。
気になり始めた当初は「バンド」だと思っていた。
ただ、彼らを知れば知る程、
彼ら自身のスタンスは「バンドができます!」ではなく「バンドもできるよ〜」であることだと気付いた。
そう、Aぇにとってのバンドは唯一の武器ではなく、武器の一つに過ぎない。

歌やダンスなどいわゆる「実力」の面にフォーカスしてみても、グループに1人くらいいれば十分な「歌と言えばこの子」「ダンスと言えばこの子」というようなメンバーがこのグループには一人以上どころか何人もいる。
ジャニオタをやっていると、多少音がぶれたり外れたりしても「生歌で歌ってくれて好感度高い^^生歌である証拠だね^^」というような甘々スタンスになりがちだが、彼らにそんな事を思う必要は全くなかった。
ライブ映像を見て、改めて歌唱力の高さに魅了された。

そして、ダンスに関しては圧倒的なダンススキルを誇る末澤&リチャードが牽引する形でありながらも、6人全体で見た時に纏まりのあるパフォーマンスとなり、誰かが見劣りするなんてことにはならない。
末澤&リチャードの引き締め効果で、彼らがダンスで魅せるナンバーは今後も増えていくだろう。

ライブでは、新喜劇のコーナーにもたっぷりと時間が割かれていた。
関西ジャニーズに本格的にハマったのはAぇが初めてである私。
ライブでこんな長い時間のコントをやるのか…と異文化に触れたような感覚で、新鮮だった。

やはり、コントやMCなどライブ中の節々でも彼らの「お笑い」を見せつけられた。
彼らのお笑いのセンスやトーク力は、トータルバランス含め全員もれなく磨き上げられている。
YouTubeを入り口として、Aぇを好きになった人は沢山いるだろうし、私もその一人だ。
(ライブの感想からかなり話が脱線してきた…

彼らのYouTubeを立て続けに見て「中身のある、器用な面白さ」を確信し始めたあたりから、もう彼らの虜になっていた気がする。
変な内輪ノリもなく。
誰かの天然ボケにただ周りが笑うだけ…という無計画なお笑いでもなく。
全員が自分自身の役割を理解してそれを全うして、テンポ感が良くスムーズな流れを自然に生み出していて、しかも、しっかりと面白くて。
天才か。
幼稚過ぎず、落ち着き過ぎず、
結構強めに当たるけれど、人格を否定することは絶対せず。
丁度良い塩梅が、見ていて心地よいし、何よりハラハラすることなく安心して見ていられる。
(ウケを狙いすぎている人を見ると、こっちまで緊張するという現象がたまにあるので…)

長々と書いてしまったが、このような理由から、彼らの「お笑い」には絶大な信頼を置いているファンは多いだろうと勝手に想定している。


この時点で、
バンド
パフォーマンススキル(特に歌唱力)
お笑いやトーク力
これらが全て彼らの武器になり得るだけでも、十分スゴイ。スゴすぎる。

さらには、演技力の高いメンバーが多い事も武器になるだろう。
舞台演出家と脚本家とのコラボのもと、舞台を作り上げる冠番組を持ち、6人全員が演劇に真摯に向き合う。
こんなグループ、なかなか無い。

そしてAぇ特有なのではないかと思う、もう一つのポイントとして、「自分達の意志で、自分達がやりたいことをやる。自分達で作り上げることにこだわっている。」というポリシーを挙げたい。
Aぇに限らず、これを実行できているグループは他にもあるが、デビュー前にしてこの指針を貫いているグループは珍しいのではないか、と個人的に思った。
セトリ構成や衣装作りに携わるというのはよく聞くが、Jr.の時点でコントの脚本を作るメンバーや作曲をするメンバーがいるというのはかなり強い。
誰かにやらされるのではなく、自分達がやりたいものを自らの手で作るという姿勢をこの先も貫いていくことが期待でき、いつかは自己プロデュースの幅が今よりももっと広がるだろうと想像できる。

これもひとえに、彼らがジャニーズJr.ながら十分な大人であるという状況ゆえかもしれないが、デビュー前にしてここまでグループとしてのオリジナリティーを確立できているそれはそれで良いのではないか。

その証に、先日のRIDE ON TIMEにて語られた
「俺ら遅咲きやと思うんですよ。
でも遅咲きの人らって絶対強いと思ってて。」
という末澤誠也さんのお言葉に全てが詰まっている。

長くなったが、沢山の武器を持ち、そして、武器のそれぞれを磨き続けることを絶対に辞めない彼らはどこまでも這い上がるのだろう、きっと無敵だろうと確信した、そんなライブ映像だった。

オールラウンダーでありながらも、グループとしての色は個性的。

既に「器用な大人達」という面を見せながらも、まだまだガムシャラな少年心は健在。

そして何より、グループ自体が異色の存在でありながら、そのメンバーもまたそれぞれ個性的。

「応援してください」というより、
「俺たちについて来い」という言葉が似合う男達。

Aぇ! group、向かう所敵なし!
今後の活躍に乞うご期待!

以上、ライブ映像を見て、溢れた思いを書き留めてみました。

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