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(5)コロナ中のベルリンでの仕事探し右往左往 前編

ドイツで就活する上で大事だと思ったことは前回書きましたが、+コロナでさらに難しいと思ったこと、また実際にどんなプロセスを踏んだかをここで書いていきます。

まず、コロナで大変な点は以下です:
💼 採用がフリーズしていて空いているポジションが少ない(業界による)
⏰ 大使館の稼働率が低く、ビザ申請のアポイントメントが取りづらい
😈 日々状況が変わる中、仕事やビザが決まっても「絶対大丈夫」と言えない
✈️ 入国、出国のルール、フライトの予定も変わり続けるので結局いつから仕事が始められるか雇用主に言えない
💥 とりあえず何もかもがわからない!!!!!!!

逆に、この状況だからこそ就活の後押しになったこともありました:
✍️ 自分の時間が増えたので仕事への応募書類に時間をかけることができた
🙆 この状況だからこそ景気がよくなっている業界がある

箇条書きにするとこんな感じでしたが、実際にどんな感じで就活をして行ったのか時系列で書きます。

〜2020年まで
前の記事でも書いた通り、2020年中にはドイツに引っ越したいと考えていました。でも、東京で仕事もしていたし仕事好きだし、アパートも友達も好きだしなかなか本気で就活に取り組む気になれませんでした。

そもそも何から手をつけていいかもよくわからず、結果的に何にも手をつけませんでした。そんなこんなで、ドイツには行きたいけど就活はしたくないというわがままな気持ちが生まれ、仕事探しのことを考えると生理痛のように辛いと感じるようになりました。

2020年1月ごろ
かなり適当に最初に LinkedInで[Berlin marketing job]のアラートから見つけたマーケティング関係の仕事に二つほど応募しました。どちらも自分の今までやってきたこととはそこまで合っていない仕事だったので、返事が帰ってこないか、丁重にお断りされました。

2020年の3月ごろ
COVID-19が世界で広がり始めます。わたしの仕事も先行きが怪しくなり、以前より自分の時間が増えてしまいました。遊ぶこともできず、時間を持て余していたので、本腰で就活を始めることにしました。

まずは自分の業界の知り合いから聞いたドイツの会社に応募することにしました。結果的に言うと、この人たちからは2ヶ月後くらいに返信がきましたが、応募直後にはなんの音沙汰もありませんでした。多分コロナの影響で、応募時に採用を停止していたんだと思います。

2020年4月ごろ
その後前回の記事に書いたように、日本語を使う仕事に焦点を絞って探しはじめました。なかなか日本語を探している仕事はなかったのですが、Indeedに1つだけ、メディアでの記事翻訳の仕事があったのでとりあえずそこに応募してみることにしました。英日翻訳は長いことやっていたので結構自信があり、受かるだろうなと思い応募しました。またオンラインメディアの会社だったので、あまりコロナの影響を受けていないだろうなと思いました。

その会社にはまずCVとカバーレターを送り、書類が通り、いくつか記事の翻訳の課題が出されました。翻訳の課題のあと、面接も兼ねたオンラインでの一日仕事体験に呼ばれました。(面接 x 3、その後多分合計で6時間くらい働いた、つかれた)

日本人がたくさんいる会社で、合計で6人くらいの日本人と一気に面接しました。この会社の人たちはいい人そうでしたが、会社について気になる点が3点ありました。
1. いわゆるクリックベイト(ショッキングなタイトルをつけた記事をクリックさせ、多くのビューを得るという商法)というビジネスモデルを用いている会社であること
2. 給料が日本での給料の約半分しかもらえないこと(インターン的な給料)
3. 場所がベルリンではなく、その郊外にあり通勤に1時間以上かかること

この時はただドイツに行きたいという思いが強かったので、ビザを出してくれればどこで働いてもいいやと思い、割と全力で頑張って一日体験を終わらせました。ところが、一日体験が終わってからはなんの音沙汰もなく、デート相手からの連絡を待っているデスパレートな人のように連絡を待ち続けました。

待ちに待って約3,4週間後にポロっと不採用のメールがきました。理由は日本語が不自然とのことで、まあ確かに日本語そんなに上手じゃないのでしょうがないけどちょっとショックでした。

長くなり書き続ける体力が無くなってきたので、次回に続きます。



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