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一乗寺にある小さな本屋、恵文社

京都の一乗寺にある本屋、恵文社。

1冊1冊、丁寧にセレクトされた本が並ぶ書店で、
何度も訪れているのですが、
久しぶりに訪れると、
もう、入る前からわくわくします。

今日は、どんな本に出会えるだろう。
どんな出会い方をするだろう。

そっと、扉を開ければ、
お店の中は、心地よい涼しさと静けさが漂っています。

京都の暑い夏でも、
本屋としての涼を感じます。

それはクーラーが効きすぎているのでもなく、
なんというか、
小さな本屋がもつ、本好きな人たちとつくる涼しげな雰囲気です。

なんかあるじゃないですか、
凛としたたたずまいの涼しさ。

静かすぎるわけでもなく、
そっと流れるBGMはまったく邪魔にならず、
本を眺めたり、そっと手にとって読んだりするのに適しています。

こだわりをもった、
こういう小さな本屋は好きですね。


今回は、
現代社会のこれからや教育、働き方を哲学するような本に、
なんとなく出会えたらなという感じで、
お店を散策しました。

いや、
本屋の中の様々な棚を眺めながら、
今の自分はそういうことに関心があるのだな、
と思ったという方が適切かもしれませんね。


かっちりとジャンルごとに棚が分けられているわけではなく、
自然と関連ある本が並べられていて、
本棚を眺めているだけでも楽しいです。

流行りの本や今のベストセラーはどちらかというと少なめで、
長い時間たっても残り続けるような本や残り続けてきた本、
さりげない良書なんかに満ちていて、
Amazonや大きな書店とは違う発見がいくつもあります。


いろいろと眺めながら歩いていて、
ああ、自分の家の本棚がこれだけ大きかったら、
きっとこういう本のセレクトに似たものになるのだろうな、
と感じました。

どことなく、
家の本棚がお店の大きさにまで拡張された感じを受けたのです。

ちゃんとセレクトしている本屋はそういうものだよ、
というかもしれませんが、
なかなか実感できるものではありません。

そういう意味では、
ずっと家の本棚に置いておきたいような本が並んでいるお店ともいえますね。

そんな中、今回買ったのは、この6冊でした。

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