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お前らがキャンセルだ!!

人に迷惑をかけたのに、一方的に「じゃあ良いです。この話はおしまいで」というタイプの方っていませんか。
そんな方に投げかけたい言葉が初回のタイトルです。

やや乱暴にも聞こえる表題ですが、これって現代において多い問題ではないでしょうか。

人の時間を奪っておいて、自分に不利な状況になるとバッサリ切って退散
当人からすると「無理ならいいや」と無駄な時間を省くことができます。

ビジネスとプライベートどちらもスピード感が求められる昨今、効率的なのかもしれません。
しかし、長期的な目で見ると、これは学びの機会や良いご縁を遠ざけてしまう言動です。

ここで実際に最近あったお話を例に挙げます。
先日、とある企業とオンライン会議の日程を組みました。
当日、私は企業側がホストを務めるZoomに時間通り入室をしようとURLをクリック。

しかし、何度リンクをクリックしても入室制限がかかって入室できない状態に。
そこから10分待機するも、相手企業からはなんの連絡もありません。

「万が一トラブルに巻き込まれていたら」という心配もあり、私の方から電話連絡を入れましたが、連絡は取れず。

次に、相手企業の本社に連絡を入れるもなぜか「つながる→切られる」を3回繰り返し、一向に連絡がつきません。
ここまでで会議予定時刻から約15分が経過しています。

さらに5分経過し、はじめて企業側と連絡がつきました。
相手企業からはお詫びもなく「パソコンが不調なのでしばらく待ってほしい」と一方的に告げられました。
そしてそこから10分が経ち、再び相手企業から連絡があり「別日にしてほしい」との一言。
ここまでで予定時刻からすでに45分以上の時間が経過しています。

この状態ですし、さすがに別日の調整は難しいことを告げると「じゃあキャンセルで」と言われ電話は切れました。

もともと日程調整など依頼を提案してきたのは"あちら"の企業です。

あまりにも突飛なできごとに、憤りを感じることすら忘れました。

さて、このケースから何がわかるか。大きくわけると2つあります。
ひとつは「少しの準備不足が人の時間を無駄にする」
もうひとつは「思慮が浅い人はチャンスを逃す」

この企業の場合は、すべての原因が「パソコンの調子の悪さ」という不運のように思われます。
しかし、これは準備不足の結果であり不運ではありません。

「明日は大切な会議がある」と緊張感を持っていれば、パソコンの動作を確認してから終業します。
また、「パソコンがダメだったらスマホで対応できるように充電しておこう」と、次善の策を講じるでしょう。
ビジネスの世界では、リスク管理は基本中の基本です。

しかし、相手企業にとって弊社とのやりとりは「たかが会議のひとつ」だったのでしょうか
結果、すべてが台無しに。

ひょっとしたら、この会議が予定通り行われ、相手企業と弊社のニーズが一致していた場合は、お互いにとってメリットとチャンスに満ちた出会いだったかもしれません。

しかし、結果的に会議が行われることはなく、私にとっては「時間と心配の浪費」となりました。
また、相手にとっては「私にマイナスイメージの自己紹介」を行っただけの結果です。
ネガティブキャンペーンを相手企業はされましたね。

この事例からわかるように、どんなことでも起こりうるトラブルをできるだけ多く想定し、対処法を講じることは重要です。
また、自分目線でのみ判断するのではなく「相手にとってはどうだろうか」と思いを巡らせることも大切です。

ひとつの出来事を多面的に捉えることで、自分にとっても相手にとってもベストな状態で物事を進められるようになります。

「自分のミスが人の時間を奪う」
「事前準備の甘さがトラブルを招く」
「この場にどんな意味があるか」

これを考えると、おのずと「利他的」な思考にたどり着くはずです。
利他的な行動をとれる人はチャンスや良縁に恵まれる機会が必然的に増えていきます。

自分本位で動いていると、
いつかあなたがキャンセルされてしまう日が来るかもしれませんね。

CEO小林

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