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夜の海の夢と潜在意識

みなさんこんにちは。

夢は潜在意識からのメッセージだとも言われています。

私の見る明晰夢は夜の景色の中で展開されるものが多く、その夢は大変残念なことに私が住む現実世界の日本とは違い、何か大きな破壊的な出来事が起こった後の殺伐とした世界という雰囲気を持っています。

夢の中では私自身もその世界観を表しているかのように、「やられる前にやる」主義の好戦的なキャラクターだったりします。

大きな街には繁華街があってネオンの明かりも見えますが、石造の建物の多くは半壊していて、そうでない建物は何やら怪しげな雰囲気の娯楽施設になっています。

街にはオレンジ色の街灯がところどころ立っていますが、街のはずれにある港まではその灯りは届きません。

そのため港から見る夜の海は墨のような黒い水をたたえています。

その海には一度だけ入ってみようとしたことがあります。

夢の中で私は海スレスレに飛んでいます。
溶けた金属のような真っ黒い水に顔を近づけた時、私は夢でも顕在化しない自分の中で最も深淵な領域がそこに眠っているのだと感じました。

そこで目が覚めました。

潜在意識というものは、夢の中ではそれほど多くは語ってくれないのかもしれません。

明晰夢の中では彼が望めば何でもできるはずですが、実際それが夢だとわかっていても、彼の中に新たなイメージや本当に望むものを心に浮かべることができなければ、いつまでも変化が訪れません。

いつか私がその明晰夢の世界で
安らぎや明るさに満ちた平和な世界をもとめた時、
この海も私にその表層を見せてくれるのかもしれません。

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