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回復のプロセス 孤独慣れからどこへ行く~

  昨日の午後、玄関先でノースポールの花がら摘みをしていたら、自転車に乗った私より少し年上らしいシニア兄さんから声をかけられました。「いつもお花をきれいに育ているね~。みんなが喜ぶよ。」とシニア兄さん。私の家の前は小中学校の通学路、ご近所さんが散歩に使う遊歩道もあります。今まで見られることをそれほど意識していなかったけれど、思った以上に見られているかも?この方は時々見かける方です。少なくともこの方はお花を見て喜んでくれているんだなあと嬉しくなりました。  

塩昆布もらった

  「お姉さん(恐れ多い~)にこれあげる」とシニア兄さんはポケットから小さなお菓子袋のようなものを取り出し、「塩昆布や。甘いものよりいいよ」と一枚私にくれました。「ありがとうございます~」と自転車の後姿を見送る私。手のひらに載った塩昆布。食べてみるとけっこう美味しい!ご褒美みたい。懐かしさがふわっとわいてきました。

  長い間、忘れていたこの感覚。昭和のどろんこ埃だらけの空き地でわいわい遊んだ頃の空気に似ています。人との距離がやたら近かったな。

孤独慣れ

 病気になって以来、一人でいることにすっかり慣れてしまいました。
 一人は楽です。なにより、メンタルは一人の時間を欲しがります。
 
 もちろん必要に迫られて外出し用事を済ませることはありますが、その後ぐったり疲れて、頭痛と全身痛?に見舞われます。三日ほどヨレヨレ・ヨボヨボしています。一言でいうと人並み以上(笑)の気疲れなんです。
  回復してくると「ボーっと」期が訪れます。それでも朝は早くから目がさめるので朝日を浴びつつ最近は白湯を飲んでいます。日の出が早くなり、味噌汁作りの時刻より早くお日様が上ってしまうから朝日浴味噌汁はなくなりました。

  白湯は文句なく美味しい。たちまち内臓に温かさが伝わってきます。
コックン コックン。。 ゆっくり、たのしんでのんでいます。

庭の木々の色が鮮やかに濃くなってきました

「省エネ的エネルギー補給型」脳の回復プロセス

  庭の木々もぐんぐん茂り、強くなった光を吸い取っているように見えます。今年は毎日庭に来てくれるスズメのお陰で、毛虫の食害もなさそうです。写真は楓とモクレン。

  ボーっとするのは脳に良いそうです。人工知能研究者の黒川伊保子さんが言っていました。
  片付けもしない、好きな本も読まない(読めない)、何もしないというより出来なくなる。それなのにこうしてnoteだけは書ける回復期。書きながらボーっとしています。たぶんいつもと違う脳の使い方をしているのかもしれません。今ひらめいた新システムの名は「省エネエネルギー補給型脳」。頭がゆるんでいるのを感じます。

  ボーっとしながらお茶も飲んでいます。お茶うけは昨日漬けた人参のぬか漬け。要するに遊んでいるのです。煎茶もおいしいね。

  もうすぐ母の49日。一週間早めの法要は今度の日曜日。それまでに主なお役所手続きは済ませることができたので、私は大いにホッとしています。お役所の皆様サポートしてくれてありがとう。私が手続きの煩雑さで困らないようにと公正証書を作ってくれたお母さんありがとう。

  夜になるとエネルギー切れで動けなくなる私に代わって、食事の後片付けや洗濯物をたたんでくれるパートナーつりお君、ありがとう。

  49日の法要が終わったら、法事の御膳をエアー参加の母もふくめ一緒に食べましょう。静かな郷土食のお店で。


   

  

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