【朝渋】豪華2本立て!『PLAY WORK』×『未来のチームの作り方』
おはようございます。
今週に入ってから、だんだん暑さが落ち着いてきた札幌です。
4月から数えて苦節4ヶ月。
15連勤~28連勤など、圧倒的にちょっとおかしかった労働期間が終わり、定期的なお休みが持てるようになりました。
休みって本当に大事……( ;∀;)
基本的に仕事大好き人間ですが、仕事漬けになって周りが見えなくなるのはやっぱり良くないですね。
一昨日が久しぶりの何もない完全オフの日だったので、1日中何もしないで引き籠ってました。笑
普段仕事がある日は行動的に過ごすことをしていますが、それはONモードだからこそ。
そして、そのONモードを定期的にかつ効率よくハイパフォーマンスで発揮するために重要なのがOFFモード。
携帯だって使いっぱなしだったらあっという間にバッテリーがなくなって、すぐ充電しないといけなくなるのと同じです。
8月5日 ▶『PLAY WORK』
今週1回目の朝渋ONLINEは、元Google人事担当を務めたこともあるピョートル・フェリクス・グジバチさんによる『仕事の生産性がグングン高まる「遊びながら働く」方法』でした。
昨年も著書『NEW ELITE』を出版された際に朝渋でトークイベントをされたことがあるピョートルさん。
外人さんなので誰か通訳の方いるのかな………と思いきや、
めっちゃ流暢な日本語でお話しされとるー!!\(*'▽')/
とっても話し方がわかりやすくて、軽やかなテンポでお話しされる方でした。
今回のトークイベントの特徴は、『複数の方も登壇する』ということ。
ピョートルさんご自身がお話されるところももちろんありましたが、話題に上がったことで中心になって動いている方が会場にいるとなれば、直接本人を前に呼んで話をさせる、というエンターテイナーぶりを発揮。
自分がにわかで話すより、実際に行動されている方の『生の声』を大事にされているんでしょうかね。
どの話題もとても楽しく素敵な話でした。
日本人は、世界一『好奇心』が低い
著書のタイトルにもある「遊びながら働く」。
仕事なのに遊び?
真面目な日本人なら誰もが思うことですが、ピョートルさんがいう「遊びながら」というのは
①『ワクワク・楽しい』という感情を基準に仕事に取り掛かる
▼
②フロー状態に入る(←生産性が高まる‼)
▼
③ハイパフォーマンスを発揮できる
ということ。
人は、自分の好きなことや楽しいと思うことには時間を忘れてどんどんのめり込みますよね。
その感覚を仕事にも活かすと良い、つまり、 **
業務に対して好奇心を持って自分から動く**
ということです。
そのためにはまず
『自己認識:自分のことを深く理解する』
どういうことがあると自分は楽しいと思うのか?
自分がワクワクする基準って何なのか?
を理解することから始めます。
そして、
『自己開示:自分のことを周囲の人たちに開示する』
『自己表現:他社や社会に対して価値を提供していく』
『自己実現:自分にしかできないことを実現する』
へと繋がるのだといいます。
思い返せば、私自身、仕事をしている時は常にゲーム感覚で取り組んでいました。
「洗濯が終わったタオルを、皺なく綺麗に素早く干せるか」
「低周波で使うパッドに巻く包帯を、どうやったら綺麗に一発で巻くことができるか」
「どうやったらベッドメイクを最速で綺麗に整えて次の患者さんを呼べるか」
「顔枕に使うフェイスペーパーのタオルを、いかに早く綺麗に折りたためるか」
などなど、面倒くさがったり、あまりやりたがらない雑務をゲーム感覚で「勝負っ!」という感じでやっています。笑
それは、患者さんへの治療も同じでした。
10人いれば、10通りの身体構造と生活習慣に伴う生理現象があります。
同じ治療をしたって、早く治る方もいれば、治りが遅い方もいます。
目の前の症状だけでなく、その人の性格、仕事内容、生活背景も考慮しつつ、あの手この手を使って治療する。
それこそ毎回
「いざ、尋常に……勝負っ!」
という感じです。笑
だから仕事内容にマンネリ化するということはありません。
(どちらかというと、成長や期待が感じられない場所に長く留まることに効率性や生産性を見出せなくて辞めることの方が多い。苦笑)
ですので、ピョートルさんが言う「遊びながら働く」という感覚は非常に身に覚えがあり、とても近しいものを感じました。
他にもまだまだ盛りだくさんな内容でしたが、詳しくは本で確認しようと思います。笑
8月8日 ▶『未来のチームの作り方』
そして、今週2回目の朝渋ONLINEは、サイボウズ式編集長の藤村能光さんとゲストの津田麻利江さん・牟田口武志さんによる『これからの「暮らし・働き方」を考えるメディア自らが実践する「チームづくり」』でした。
藤村さんをはじめ、津田さんも、牟田口さんも現在職場ではチームをマネジメントする立場にあり、皆さんが皆さん、リーダーシップについて悩んでいました。
ワンマンプレイヤーから管理職へ
藤村さんはそれまで個人でバリバリ仕事をするタイプの方だったそうなのですが、ある時編集長を任されるにあたりチームをマネジメントする側に立ったそうです。
そこで自分なりに『リーダーシップ』についていろんな本を読んで実践してみたそうですが、どれも効果的でなかったとのこと。
そこで気づいたことが、
「これからのリーダーというのは自分の理想やビジョンだけで人を引っ張るのではなく、チームの中でいかに『自分らしさ』を大切にして、メンバー全員が自立して働ける場をつくっていくということが求められるのではないか?」
ということです。
あとは、「チームをよく『見る』」ということ。
・社内掲示板で冷たい内容を投稿していたスタッフに話しかけ雑談をする
・毎週のチームミーティングを辞めて、1on1を増やす
(※聞く場所と聞く相手を大事にしたい)
など、皆さん創意工夫しながら『自分オリジナルのリーダーシップ』を築いていっているとのことでした。
現代社会で働く労働人口層は、とにかく様々な世代の人がいます。
昔のように『鶴の一声』で全員が回れ右するようなことは難しく、それぞれが、それぞれの、価値観や感覚を持って働いています。
そういう人たちをまとめていくためのリーダーシップや求心力について、昨今書籍がたくさん発売されていますよね。
それを見ても、『チームを作る(マネジメントする)』というのはある種、現代社会が抱える大きなテーマなのではないか、と藤村さんは言います。
それはまさにそうだなと思いました。
《価値観の多様化》
なんて一言で簡単にまとめられていますが、それがどれだけ大きく、深く、広いことか。
そして、それらがチーム内で重なる部分の面積は、一昔と違って圧倒的に小さい。
その小さな共通をどうやって強固にし、発展させていくか。
管理職や起業して社員を抱えている皆さん、大変だなぁ……。
私は万年下っ端生活でしたので、管理職の経験はありません。
ですが、きっと人をまとめていくことの難しさは常々感じていました。
(迷惑かけないようにしてきたつもりですが、つもりで終わっていることもあるでしょうが……苦笑)
何より、業務委託という立場で外から接すると、それが顕著にわかるんですね。
できていないところ
しようとしているところ
できているところ
今回の内容は直接的に私には関係はありませんでしたが、それでも『上司の立場の人たちの苦労』を理解することができました。
だからこそ、自分の今の立ち位置をしっかり線引きしなければならないと思いました。
チームの一員として、貢献するところ
会社外部の人間として、守るところ
今日から改めて気を引き締めて勤めていくことにします。
2つのイベントの共通
それは『自分を知ることから始める』ということでしょうか。
『PLAY WORK』にしろ『未来のチームの作り方』にしろ、まずは働く本人自身が「私(俺)の仕事・働くって何だ?」ということを振り返ることの大切さを感じました。
幸いにも、私は先のキャリアトランプで自分の価値観をしっかり明確化して、それに沿った働き方を実現できました。
日々の仕事や生活環境に流されるままに生きていると、
自分にとって何が大切で、何が大切でないですら意識せずに
毎日を過ごしている。
知らず知らずのうちに、自分の価値観をないがしろにしたまま生きている。
これは今読んでいる『「聞く力」こそが最強の武器である』の一文です。
他にも何冊も本を読んでますが、特に最近多く感じるのは上記のような『自分の価値観を知る』ことを強く推奨しています。
皆さんは、自分の価値観って認識されていますか?
その感情や行動の裏に、どんな価値観があるのかを、理解していますか?
もし今何かモヤモヤしていたり、何となくの不満や不安があるというなら、
『自分がどんな人生を過ごしていきたいのか』
を今一度振り返ってみてもいいのかもしれませんね。