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【朝渋】未来を切りひらく「自分の言葉」の磨き方

こんばんは。
人生100年時代に向けて《人生の質— Quality of Life —》を高める活動をしている《ライフデザイントレーナー》の丹後友里(@yuri_tango_0630)です。

本日もこんな時間に更新です。
今日はまだ昨日より1時間早い時間から書き始めているので、比較的まだ頭の中は正常域にいます。笑

週の半ばで開催の多い朝渋(こーじさん曰く)ですが、今回は月曜日にトークイベントということで、1週間の始まりをスタートダッシュさせるには良いタイミングかなと思いました。

そんな今日のゲストは『言語化力』の著者・三浦崇宏さんです。

『言葉』に関するお話。
どんな内容になるのか楽しみでした。



■本への愛と出版への想い

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元来本好きの三浦さん。
学生時代にあった
『文芸作品を書いて3人の教授から評価をもらえれば留年しない』
という謎ルールのサークルがあった大学に在籍されていたらしいのですが、

「そんなクソみたいな作品書いてる暇があったら、もっと世の中に出ている素晴らしい本を読め!」

とそのサークルへのディスリ様が面白かった。笑
それくらい『本』への愛情が深いと同時に、『こんな自分が本を書く』ということへの引け目から中々本の題材をどうするか悩まれていたようなのですが、

SNSを見ていたとき、

・自分が思っていることを思うように言葉にできない
・何者かになりたい
・他人が投稿したキラキラを見て自分と比較し、沈む

こうした想いを抱えている人が多くいるのではないかと感じた三浦さんは『言語化力』という本を書くことにしたそうです。




■自分の人生のKPIは自分で決める

これは、ビジネスパーソンの方ならざっくり刺さったんじゃないでしょうか?
「さすが三浦さん!!」
と三浦さんのワードセンスが光った瞬間でした。
言葉を大事にしている人だけあって、その一言・単語にギュッと凝縮したユーモアや強い想いを感じました。

何より、ビジネスマンモノマネが面白かった。笑

それと同時に、

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人生の中で起こるどんな辛さ(困難・不安)も言葉で語ることで人生の活力になる。

言葉が本来持つ意味合いや、隠された表現を感知する繊細な感覚も持ちつつ、大胆な表現をする三浦さんの『LIFE is CONTENTS』という言葉にもとても深さを感じました。

私は短大も出ているんですが、所属は国文科であり、専攻は文芸創作でした。
(三浦さんに言ったら「クソ作品書いてる暇あれば本読め!!」って怒られそう。笑)
それと同時に、古典文学や国語学も合わせて勉強していたんです。

だからこそ私もそれなりに『表現』や『語句の本質』『字が持つ本来の意味』などには気を配っているつもりです。笑

私が言葉(の本質)を知っていると楽しいと思う理由の一つに『言葉遊び』というものがあります

ある言葉がもともと持っている意味を違うシチュエーションでもじって使うコミュニケーションです。

特にウケがいいのが、高齢の方との会話
何故高齢者にウケがいいかというと、高齢者の皆さんは今の時代の若者と違ってとても勉強熱心で本をたくさん読んでいらっしゃる方も多いからです。

そして、当時特に比較的読まれていたと思うものが『小説』です。

これは個人的な考えですが、言葉を知る一番簡単な方法は『小説を読むこと』だと思っています。

何故なら、小説は『言葉遊びの宝庫』だから。

ストーリー上に様々な登場人物・世界観・専用用語などが飛び交い、脳内にはその物語の世界がありありと描かれている。
そんな描写が細やかでしっかりされている作品ほど『言葉で景色を浮かべる』力が強いです。

これこそが、三浦さんの言う『言語化力』ではないでしょうか?

三浦さんのお話でも、名プレイヤーが名監督になれない理由がここにあると仰っていたように、

『できる人』というのはできてしまうがゆえに
『自分の感覚』で物事を何でもこなしてしまうため、
その感覚の微細な表現力が乏しいんです。

余談ではありますが、『手に職を持つ専門職』も同様のタイプの人間が多いと感じています。
(※私がいる業界でも論理的かつ明確な言葉で後進を指導・育成できる先生はあまりいません。笑)

自分の想いを、自分の言葉で表現する。
これは簡単なようで、難しかったりします。
相手に届けようとするなら、殊更難しく感じると思います。

しかし、相手のバックボーンを知り、相手の世界にある(ありそうな)言葉を使って話すと存外相互理解は進んでいくこともあるのではないかと私は思いました(特に高齢者に対しては)。




■価値の創造と価値の証明

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皆さんは、『自分の仕事のゴール』ってどこだと考えていますか?

三浦さん曰く、

自分の仕事は、
商品(モノ・サービス)を作っただけで終わらず、
そこから自分の言葉で周囲に伝えていき、
その商品の価値を広く伝えていく
『価値の証明』までがゴールだと考えている

(的な内容)だそうです。

私はこれって盲点だったなと感じました。
商品の紹介(聞かれたら答える/受動的)はあったとしても、商品の宣伝(自分から発信する/能動的)はあまり考えたことがなかったからです。

まぁ、元来マーケティングや広報などといった部署で働いたことがなかったので、そういう観点が抜け落ちていたのだと思いますが、昨年の半年間だけのフリーランス時代を鑑みれば、三浦さんの仰ることにただただ叩頭するしかなかったです。

自分が作ったものは、誰かが宣伝してくれるわけじゃない。

自らの手足で遠くに運び、自らの声を張り上げて表へ出していく。

仕事をして(モノ・サービスを作って)終わりではないんです。
むしろここからが勝負なんだと思いました。





■思考を言語化する4つのプロセス

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これですね。

これは私にとってはすごくわかる内容でした。
というか、私も普段からこの4つは意識している方だから。

この話題の少し前に、

成長を言葉で定義して、数字で管理していく

という話がありました。
どういうことかというと、人は何か目的を持って何かに取り組む時、その目的を『言葉』で(具体的かつ詳細に)定義し、その上で必要な定数を定めていくようにすると、熱量高く物事に取り組んでいける(的な)ということを仰っていました。

そして、『言語化された』目標を持って行動している人には迷いがないため、自分の手足は伸びるのだとも。

つまり、自分のやっていることに迷いがなければ、日々の言葉・態度・行動が堂々としている。

ということ。

話は戻りますが、先ほどの4つのプロセスの話で行くと、

自分のスタンスが明確な言葉で『言語化』されている
・その上で本質的に必要なものがわかっている
・そこで改めて心の中にある想いに触れ、見つめる
・最後にその想いにしっくり来そうな言葉をあてがう

ということですかね。

私、普段から割とよく言っていると思うんです。

『自分軸を持って』―――――と。

三浦さんの言う『4つのプロセス』を踏むということは、即ち『自分軸を持つ』ということではないでしょうか?

そして、言葉とは『何を』言っているかよりも『誰が』言っているのかが重要視されます

その『誰が』に選ばれるためには、日頃からの自分の行動それに伴う結果がその人(が周囲に向けて作る信頼)を作っているのではないかと思うんです。

皆さんも三浦さんの『4つのプロセス』を踏んで、noteを書いてみませんか?

きっと今までとは違った新しい世界が見えてくるかもしれません。





■紀伊国屋書店にて

トークイベント後に近くの本屋さんを2ヶ所回ったのですがどこも置いてなかったので、昼休みに職場近くにある紀伊国屋書店に行くと………
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ありましたぁー!!ヾ(≧▽≦)ノ

しかも週間ランキング2位!!
さすがです。
まだ本は読めていませんが、きっと今日のトークイベントのようにとても面白い内容に違いないと今から胸の高鳴りが収まりません。笑

1月最後の朝渋イベント。
今日もたくさん朝からすんごいエネルギーをいただけました。
来週には2月初回のイベントでまた三浦さんが登壇されます。
次回はどんなイベントになるのか見逃せません!

今月も楽しい朝渋オンラインをありがとうございました!
来月もまたよろしくお願いします!


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