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【映画】Coda あいのうた に思う

はじめに

この映画は、わたしがいままで観てきた映画の中で最も感動した最高傑作の1本であると言っていいだろう。
とても感動した映画だった。
これを書いているいまも、この映画を思い出し涙が溢れ出てくる。

あらすじと感想

物語は、父、母、兄、そして主人公の女の子の4人家族を中心に進んでいく。一見、仲の良い何処にでもいるような家族だが、実は女の子以外の3人は耳が聞こえない障がい者であった。
彼女は家族の手話通訳者なのだった。
学校にも行きながら、家業でもある漁業を健気にも手伝っている。

そんな高校3年のはじめ、好きな男子と一緒の授業を受けたいと、合唱クラスに入るのだった。
音楽担当の先生は、厳しかったが、彼女の歌声の美しさに気づき、都会の音楽大学への進学を勧める。
だが、オヤジ、おふくろ、アニキは彼女の才能に気づかない。
というか、耳が聴こえないため、気づけないのであった。
なんという運命なのか。
そして彼女も、都会の大学に行くということは家族と離れることを意味するので、家族の大黒柱でもある彼女は、夢をあきらめようとする。

そんな彼女を説得するのは、障がいがあろうが生涯現役、元気いっぱいの優しいオヤジなのであった。オヤジ、あんた、すげ~よ。カッコ良すぎるよ。

大学の推薦入試で歌を歌うことになっていた。
うまく歌えないでいたところに、オヤジ、おふくろ、アニキの3人が駆けつける。
しかし、聴こえていないようでポカンとしていた。
そこで、彼女は歌声とともに自分の歌の歌詞を手話に乗せて家族に届けるのだった。
このシーンは、ほんとうに自分史上最高の傑作であった。
もう涙が止まらない。
映画館で人目もはばからず大号泣であった。

この映画はぜひ多くの人に観てもらいたい。
笑えて最後に泣ける感動の1本をぜひ観てみてほしい。

この映画を観て感じたことは、親の都合で子どもたちの夢をあきらめさせないでほしいということ。
お金がないから、何かがないから。
そんなのはどうにでもなる。
必ずできる道があるはずだ。
子どもたちがあきらめる前に親たちが子どもたちの選択肢を無くすようなことはしちゃダメだと思う。
子どもたちの未来は、親が決めるものではないのだから。

おまけの感想

このオヤジとおふくろさんだが、まぁ、娘、息子が大きくなった今でもお盛んなのである。実に羨ましい…^^;

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