見出し画像

【もはや緊急ではなくなったが寄稿】WBC 世界一 に思う

3/22(水)、WBCにおいて、日本代表侍ジャパンが世界一になった。
その瞬間は、普段の職場から100km離れたところに出張していて、仕事に夢中で気づかなかった。
あとから、ネットのニュースで知ることになったのだった。

以前から、野球に限らず、重要な試合を生中継で見ると、応援しているチームが負けてしまうパラダイムがあった。
今回も、平日だし、出張の仕事だし、見ることはないと思っていた。
心のどこかで、侍ジャパンの優勝は”無い”と思っていたのかもしれない。

優勝・世界一になった瞬間、我が岩手のスーパースター、大谷翔平くんは、グローブとキャップを投げ捨て、喜びを爆発させた。
まるで、本当に少年のようだった。

あの大谷くんも野球のことになると、こんなに喜ぶんだね。
というか、そんなに野球が好きで好きでたまらないんだね。

そこまで、打ち込めるものがあるというのが、なんともうらやましく思う。

今回のWBCは、大谷くんの大谷くんによる大谷くんのための大会だったと言ってもいいだろう。
侍ジャパンの他のメンバーには申し訳ないが、それほど、彼だけが突出した存在だった。
彼は今後、どこまでイクのか、イッてしまうのか、想像もできない。
わたしは、そんな彼を輩出した岩手県に住んでいる、岩手県民である。

以前、サッカーW杯のときも、森保監督に謝罪する内容の記事を書いたが、今回も栗山監督に謝らなければなるまい。

栗山監督が就任したとき、まぁ、次のWBCは優勝できないかもしれないと、勝手に思ってしまった。
招集するメンバーにもよると思うが、なぜか優勝はできないと思った。

招集するメンバーが決まったときも、いくら大谷くんがスゴイからって、大谷くん一人じゃ勝てないよ。
大谷くんレベルの選手が何人もいないとね。
ヌートバーって誰やねん。
村上も3冠王ったって、国内の話だし、世界を相手に打てるってか。

まぁ、日本人とは思えない評価だった。

ところが、蓋を開けてみれば、1次ラウンドは文句なしの圧勝。
決勝トーナメントに進み、準決勝のメキシコ戦。
これまた岩手県出身の佐々木朗希くんが3ラン打たれたとき、あっしはもうダメだとあきらめてしまっていた。
9回ウラ、大谷くんが出塁。
次の打順は、この大会不振の村上。
ここで打だね~ば、ほんとに戦犯だぞ。
と言って、あきらめていたら、ホントに打ちやがった。

あの大谷くんも、「ムネは打つと思っていました」と試合終了後のインタビューで語っていた。
このように、大谷くんを始め、チーム全員が全員を信じていた。
栗山監督も、このときの村上に、「思いっきりイケ!!」と言ったそうだ。

「あきらめたら、そこで試合終了ですよ」
スラムダンクの安西先生がかつて言った言葉だ。
ほんとにそのとおりだと思った。
あっしは、あの場面で試合終了だったが、侍ジャパンは誰もあきらめていなかったのだ。
そこまでのチームに誰がした?
それは、やはり栗山監督なのだろう。
そして、チーム全員が栗山監督を信じ、ついていった結果だと思う。
ほんとにスゴイ監督だよと思った。

まさにサッカーW杯、森保ジャパンに続く、掌返し炸裂である。
ほんとうにすみませんでした。

いやはや、スゴイ選手、スゴイ監督、スゴイチームだよ、侍ジャパンは。
世界一。
素直に、日本国民として、これほどウレシイことはない。
大谷くんはもちろん、他の選手、栗山監督をこれからも尊敬していく。
選手全員の活躍を、大いに期待する。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?