MCバトル漬けの日々

MCバトル漬けの日々

最近ありがたいことにMCバトルのイベント出演が増えてきました。
5年前くらいから小さい大会を見つけてはぽつぽつ出たりはしていたのですが、一回戦勝てたらいい方、完全にエピソードトーク作りのために出ていました。

しかし、そんな自分に転機が訪れました。

「たんぼくんこういうMCバトルあるんですけどよかったら出ませんか?」

久しぶりに来たDJゆのくんから一本のLINE。

他でもない2月11日土曜日の破天1.5MCバトルにて、なぜか、たまたま、自分は32人トーナメントでベスト4まで進出することができました。

思えば、YouTubeの動画でやっていた「フリースタイル道場」という企画、それからテレビ番組「フリースタイルティーチャー」への出演、SAMさんをはじめとしたラッパーの方々との日々の付き合いが身を結んだのかと思いました。なぜこのタイミングかは考えてもわかりません。

これを機に4月13日の破天2.0へと出場を決め、豊洲ピットでラップができることになったのですが、なんとなんとまさかすぎる準優勝。
自分の対戦動画もYouTubeにアップされ、賛否はありつつも自分の中では大きく話題を生むこととなりました。

その反響もあってか、MCバトルの出演オファーが増え、自分でも上半期どんくらい出たんだろうと数えてみたのですが、番組とイベント合わせてなんと14回出ていました。ありがたいことに今後出演予定のものも数個決まっています。

その日のコンディションや観客の空気、流れるビートや一言一言の発声、さらには天候や湿度によっても勝敗が変わるような気がして、準優勝の日もあれば初戦敗退が幾度となく続いたりもする、MCバトルの面白いところだと思います。

MCバトルの出演が増えてからDMや直接言われることも増えたんですが、「芸人辞めてラッパーならないんですか?」とよく言われます。
たしかにヘッズの方からしたらお笑い芸人であることを後から知った方もいると思いますし、お笑いの番組はとりわけ出演も全然少ないので当然っちゃ当然の質問かもしれません。

ですが、今のところ芸人を辞める選択肢は頭の中にありません。

良くも悪くも、今の自分は芸人だから言える言葉、芸人だから吐ける韻、芸人だから返せるパンチラインというのがあってここまで来れたと思っています。
芸人だからこそのラッパーへの目線、芸人だからこそのラップの会場のお客さんへの目線。
まだまだオリジナリティのあるスタイルと呼ぶには足りないものも多すぎるけど、今芸人を辞めて僕が普通にラッパーになったら今以上にアイデンティティを失う気がしてなりません。
そして何より舞台に立って味わった漫才や平場でとった大爆笑の快感は何ものにも代え難い、自分は笑いが取ることが1番好きなんだなと思わされます。

なので、今は芸人ラッパーとしていけるところまでいってみたいと思います。
そのうち、また曲も作ってみたいなと思います。

そして、芸人ラッパーである僕に最高のお仕事がきました!
告知させてください!

明日の深夜1時59分よりテレビ朝日で
「フリースタイルティーチャー事務所対抗タッグマッチ戦」というなんとも面白いseasonが始まります!
こちら、後輩のリンダカラー∞DENと出演しており、4〜5週は放送されると思いますのでぜひご覧くださいまし!


ここからは、MCバトルに対する自分の悩みだったり苦痛、人間としての弱い部分を吐き出しています。
ご興味ある方はどうぞ。

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