見出し画像

思考の整理学を読んで

今日は12連休の半分。6日目。

今日は、おすすめいただいてた「思考の整理学」を読んでみた。もともとは、発言するときに自分に自信がないため、論理的な思考を身につけたいと思ったときに、すすめてもらった。

実は、この本、自分で歯気づかなかったのだが、2年前くらいに買っていて家にあった。当時も、話題の書だったのだろうか。買ったはいいものの、「〜〜学」というだけで、学問的で専門的な話なのかと思い、遠ざかってしまい、本棚においているだけだった。

早速読んでみることにした。読みすすめると、途中で眠くなってきてしまった。布団に入りながら読んでいたので、何度も寝て起きて、寝て起きてを繰り返し、11時から読み始め、途中で寝た時間も含めて、18時には読み終えることができた。7時間だ。そのうち、何時間寝ているかは覚えていないが。

読書という行為を終えて、感じたことと、本書から自分が行動に移したいことを以下記していく。

久しぶりに読書をしてみて

実は、読書することが久しぶりだった。大学時代、卒業論文を書いているときに、本を読むことが少なかったことを後悔し、社会人になったら絶対本を読む習慣をつけようと思っていた。しかしながら、実際社会人になって、時間はあるもの本から遠ざかった生活を送っていた。

なぜ、今まで本を読まなかったのだろうか。改めて本を読み、このテーマについて考えるきっかけを得た。

まず、1つ目は、上にも書いたように、「読書=難しいもの」という先入観である。本のタイトルだけを見て、本の内容が難しそうであると思ってしまうことがよくある。今回、「思考の整理学」を読む前は、本書は専門的な用語で長々と書かれている文章をひたすら読む必要があると思っていた。しかし、実際に読んでみると、難しい言葉があっても、そのあとにその言葉を表すわかりやすい例えを用いた説明が多く記されていることに気づいた。つまりは、勝手な先入観が読書という行為のスタートを邪魔していたということだ。勝手な先入観を持たず、まずは手にとって目次だけでもペラペラとめくってみる。そんな意識を持って今後は読書の頻度を増やしたいと思っている。

2つ目は、まとまった時間を確保できないと読書をするのは難しいと思っていたからである。今日のように、一日フリーであれば、読書をする気にもなるが、平日に仕事に行く前の30分や帰ってきてからの1時間など、細切れの時間で読書することが今まで少なかった。なぜなら、読書というものは長時間で一気にするべきものだと思っていたからである。卒論やレポートを書くときに、わたしは文献をまとまった時間で読むようにしていた。なぜなら、一度途中まで読んで他のことをし、またそのあとに本を続きから読もうとすると、以前読んだ内容はほとんど覚えておらず、また1から読み直すという行為が多かったため、細切れの時間で読むことは時間の無駄であると思ったからだ。「思考の整理学」では、忘却について触れられており、「忘れられるのは、さほど価値のないことがらである」といった言葉があった。忘れてしまったからといって1からやり直すのではなく、それには自分にとっては価値のないと考えていることなのかもしれないと思えば、細切れの時間であったって読み進められそうな気がする。レポートのように要約をしたり、人に報告したりするような緊張感は今の段階では不要だ。読書をする中で、自分自身が良いと感じたことを大事にしていけばよいのだから。気を張らずに本を読んでいきたい。


「思考の整理学」を読んで

自分の言葉で考察を書くというのは、大学の卒論以来だろうか。ただ重要だろうと思ったことの引用になるかもしれないが、それは自分の価値観を知るきっかけにもなるだろうから、とりあえずはやってみる。

アイディアや発想、これらは私の苦手分野であると自分自身では思っている。とにかく頭がかたい。何もひらめかない。同じテーマで数十分、数時間考えても何も浮かばないときは浮かばないのだ。企画や芸術などの創造的な活動というのは、ひらめきがある特別な人達が行う営みだと思い、勝手に心の中で少し距離を置いてしまう。

そこで、本書でインパクトがあったのが、「アイディアは寝かせておく」という考え方。1日中考え込む場合もあるが、考え込むのもよくないようだ。寝かせるというのも、ただ考えることをやめるということなのかと思っていたが、筆者は寝させておくことで、「主観や個性を抑えて、頭の中で自由な化合がおこる状態を準備する」ことができると述べている。一度、時間をおくことで、自分の今見ている視点を客観的に見たり、異なる視点からテーマを捉えることもできるかもしれないと思った。

自分自身も実践してみたいと感じたのが、「手帖」と、「メタ・ノート」の作成である。かつては、読書ノートなども作ったことがなく、本を読んで大事だと思ったところには、ただ付箋を貼っているだけだった。本書では、手帖を着想・ヒントの記入に使用するとある。そして、しばらく寝かせ、時間が経ってからもう一度見返してみる。そのあと、まだ脈があると感じたアイディアをノートに移すという。それが、「メタ・ノート」。ノートに移すことは、もとの前後関係から離れることになり、新たな意味を見出すことができるかもしれないとのこと。アイディアは才能によるものだと思っていたが、実際はこういった努力があるのかもしれないと思った。自分にもできると思うので、早速やってみて、アイディアを増やしていきたい。


今回、久しぶりに本を読んでみた。まとめ方もよくわかっていないが、まずは自分の思ったことを記録するために書いてみた。これも、思考を整理していると言えるのではないだろうか。