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第14章 気づきと集中力(2)

こちらのnoteでは、17時30分から15分間、ClubhouseでMBSRトレイニーが読書会を行っている内容の予習として、この場をお借りしております。
気になる方は、「人生が変わる読書会」をご視聴ください♡

集中力は道具であるとみなすべき…道具は、良いことにもそうでないことにも使うことができます。すべて使う人次第です。同じ性質が、集中力にもあります。

集中力には様々な制限があって、これだけでは、自分自身を理解する能力は得られない。心の深層部まで掘り下げに使うことはできても、エゴの問題を解決するには「気づき」の力が必要なのです。

心を混乱させないような物理的環境をつくり、そこで瞑想することも大切ですが、それ以上に重要なのは、心が混乱しない環境を心につくることです。

一方、気づきにはこのような短所がありません。気づきは純粋に気づくという働きです。気づきには観察すべき固定した対象はなく、気づきは変化を観察します。「変わっている、変わっている…、今これ、今これ、…」。

そして、気づきを強引に力ずくで育てることはできません。気づきは、理解することや手放すこと、瞬間瞬間に留まること、何を経験しても穏やかな心でいることによって育つのです。穏やかな心で絶えず思い起こすことによって気づきが育まれるのです。忍耐と軽さが鍵です。

気づきはエゴのない注意力。純粋な気づきには「私」が存在せず、気づくことによって欲や怒りから離れることができます。離れて、見るのです。

気づいているとき、自分をありのままに見ることができます。
気づくことによって、智慧が現れるのです。

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