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第7章 心で何をするか(1)

こちらのnoteでは、17時30分から15分間、ClubhouseでMBSRトレイニーが読書会を行っている内容をシェアしております。

この本で伝えられているヴィパッサナー瞑想は、智慧の瞑想と呼ばれるもの。瞑想の対象に制限がなく、腹部の膨らみ・縮み、身体の接地面等…。

ブッダの気づき(マインドフルネス)に関する教え『念処経』には、「まず気づき(念)を呼吸に集中させ、それから身体と心に生じる現象を観察し続けてくたさい」と述べられています。

「思考に気づくこと」と「思考すること」は別ものです。この2つの違いは非常に微妙でもっぱら感覚や質の違いです。思考は心を騙し、心の主導権を奪って心を支配します。

思考は、それに相応する身体の痛み、筋肉の収縮や心臓の動悸などを引き起こしますが、実際に身体に症状が現れるまで私たちは思考の重さを感じません。なぜなら思考自体が貪欲で、思考がもたすら結果に気づかせないようにするから。

そして、「思考に気づくこと」と「思考すること」の違いを知る一つの手段として、集中力を使うのです。

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