6畳からの…3
些細なことが躓きの一歩になってしまった。
家から出れなくなったのである。正確に言うとパニック症状を起こすようになったのだ。
普通に買い物に行っていたお店で動悸が止まらない。トイレにこもりたい。
ちょっと動いただけで吐き気と眩暈が酷い。
完全に再発だと思った。
思えば、もともと感受性が強く周りの感情に振り回され疲れ切ることが多かった。ある時バスのドアが閉まった瞬間動悸が止まらなくなり、倒れるのではと意識が遠のきそうになったことから始まった。この長い病との付き合い。
最近は落ち着いていたからまさかの状況に頭は混乱するし、心も不安定になってしまった。当然仕事どころではなくなった僕は、一か月の休息をいただくことにした。
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