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オリジナリティ発掘マガジン by ターナー

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プロベーシストとしての現場経験を元に、役に立つ音楽的な知識や、既存の業界への問題提起など、ターナーが日頃考えていることを発信していきます。
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2019年4月の記事一覧

勝利の栄光をあなたに。

インターネットが齎したものとは、何でしょうか。 グローバル(国際化)? ローカル(地域化)? いや、あえて言おう! インディヴィジュアル(個別化)である、と!✊ インターネットによって、各個人はオンラインという、国境のない世界で繋がっています。 肌の色や宗教の違いで偏見されるべきではなく、その個人の前向きな姿勢(今なにをしているか&明日なにをするつもりか)が「まじリスペクト!」の時代。 組織やカテゴリの後ろ盾がなくても裸一貫で戦う勇気。 裸一貫で戦おうとしている人

「メトロノームに合わせて正確なリズムで演奏しましょう!」👈アンサンブルでは通用しません

皆さんは、正確なリズムで演奏できますか? メトロノーム聴きながら練習することは大切だし、完璧なタイミングで弾けることはもちろん凄いことです。 でも、アンサンブルの時は、完璧なタイミングで演奏することに執着してはダメですよ〜。 だって… 共演者はメトロノームじゃないから! アンサンブルとして一体感が出るように、自分が弾くタイミングに責任を持たないと。 特にアドリブ演奏がメインの場合、バンドのフォーメーションは刻一刻と変化しているんです。 周りを聴きながら自分の立ち位置(

時間がたっぷりある若者が羨ましくて仕方がない人へ…朗報!

先日、演奏は運転に似ているという話をしました。 ぶっちゃけこれ、別に運転じゃあなくてもいいんですよ。 僕、運転は苦手ですしね🤣 めっちゃ方向音痴だし。 要は、新しいことを学ぶ時、今まで積み上げてきた経験に例えることによって、理解度は加速するってこと。 何を極めるにも、本質的に大事なことって共通してることが多いですよね。 音楽、その他芸術、スポーツ、格闘技、エンターテイメント、料理、ビジネス… 僕の記事を読んだあとに、「音楽以外にも同じことが言えます!」というコメ

Dr.といえば…ドラマー?いえ、ドライバーです😆

普段会う人は知ってると思いますが、僕はよく演奏を運転に例えるんです。 楽器は車。 譜面は地図。 曲は道。 ・・・みたいな。 例えば、こんなイメージ。 ・ロックやポップスは、手書きの地図に従って、目的地も道順も指定されている。 ・クラシックは、緻密に計算された地図に従って、目的地も道順も指定されているが、スピード感は奏者や指揮者によってある程度自由。 ・ジャズは、ラフな地図はあるが、目的地や道順はそんとき決める。 さらに、モードなら道が広かったり、フリージャズ

そのイメージは伝わらないと意味がない

今まで多くの演奏家と共演してきましたが、サウンドエンジニアとのやり取りで、2つのタイプに分かれることに気付きました。 A. 完成形のイメージを伝えるタイプ 「もっと抜ける音にしてください」 「生っぽい音にしてください」 B. 具体的な手段を伝えるタイプ 「ゲインを今の○割まで下げてください」 「○Hzを○db上げてください」 僕はどっちタイプだと思いますか? 答えは…Aタイプ! ✌️ これにはちゃんと僕なりの理由がありまして。 手段を自分で考えるのが面倒だから

○○の違いが戦力の決定的差ではない!?

あなたは英語を話せますか? 日本語を話す時と英語を話す時、脳の使い方って違いますよね。 日本語は「文字」の言語。 物や形を表す象形文字から発展したので、文字そのものに意味があります。 こういう文字を表意文字といいます。 英語は「音」の言語。 アルファベットの組み合わせで単語を作るので、文字そのものは意味を持ちません。 こういう文字を表音文字といいます。 この違いが、発展してきた音楽の違いに影響しているはず! 1つの音符に対して、普通、日本語は1文字があてられます。

「好きなことをする」「お金も稼ぐ」両方やらなくっちゃあならないってのが、プロミュージシャンの辛いところだな。

収入=与える価値。 ミュージシャンだから収入が少なくてもいい、ってのは、音楽を通じて世の中に価値を与えなくてもいい、っていう気持ちの裏返しです。 それは、ただの自己満です。 プロ失格です。 素直に転職して、趣味として続けてください。 それは決して悪いことではありません。 と、いきなり厳しく書いちゃいましたが…😅 挫折しそうになる気持ちも分かります。 そんな気持ちになるのは、自分の時間(=人生)を切り売りしてることに気付く時。 これ以上、忙しくなっても収入は上

あなたはどっち派ですか?

突然ですが… 皆さん、スーパーマーケットで欲しい商品を探すとき A.自力で探す B.店員に聞く どっち派ですか? 僕は・・・B派です! 「知ってる人に聞く方が早いに決まってる!」って僕が思ってるからです(^^) 「自力で探す時間が楽しいんだよ」っていう人の気持ちも、もちろん分かります。 …が!あえて言いましょう。 A派の人が、苦労してポテチとビールを探しあてた頃ッ! B派の僕は、そのポテチを開封して1本目のビールを飲み終えているでしょう✌️ で、何が言

リズム感の秘密は○○と○○○にあり!

2014年に演奏旅行でハンガリーに行ったときのこと。 空き時間に、現地のコンサートを観に行きました。 伝統的な歌と踊り、そしてカルテット編成による伴奏。 そこで感じたこと。 「・・・これ、何拍子!?」 変拍子にも自信がある僕にとっても、複雑なリズムでした😅 そして、数えたいと思っても数えられないので ーそのうち僕は、考えるのをやめた。笑 でもね! 歌と踊りには完璧にマッチしていて、めっちゃ自然に入ってくるんです。 彼らにとっては、変拍子じゃないんですよね