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Jazzのおべんきょう トニックコードを覚える その1

ギターを始めてから2年ほど経つが、コードやフレーズを練習していくうちにポップスやロック、ブルースといった音楽ジャンルの元となったジャズのギターソロを自分で演奏してみたいと思うようになった。そこで「ジャズ・ギターの金字塔 基礎/コード・ワーク/ソロ/スタンダード曲/布川俊樹」を購入し、ジャズギターを始めた。目標レベルは、有名なジャズスタンダード曲のアドリブギターを弾けること。まずはコードを覚えるところから始める。

トニックコードを覚える

Jazzのコード進行を覚える際に、よく使うコードとしてトニックコードが教則本に出てきた。指の押さえ方と、構成音だけ与えらて「これを覚えよう」といった形で提示されたが、ただ暗記するだけではもったいないので(放ったらかしにしてきた)コードの仕組みと関連づけながら暗記したい。

トニックコードとは?

主音「ドレミファソラシド」(ピアノの白鍵盤で出せる音)だけを使って作るコードのこと。とりあえずC△7,Dm7,G7を覚える。

覚える姿勢

まず、一つのコード名に対して、押さえ方が複数通りある。理論(?)に沿って、コードの成り立ち→コードの転回形と勉強し一つ一つのコードを説明しながら覚えていくと時間がかかる。かといって、体系を無視してコードを丸暗記するのも大変である。したがって、まず覚えるコードを決めて、後付け的に理論でコードを説明しながら覚えていくのが効率的ではないかと考えた。
まず私は1~6フレットを内に収まる、C△7,Dm7,G7のコードを覚えていく。

C△7を覚える

C△7は「ドミソシ」の音から構成されるコード(これを並び替えたコードもC△7)であることを抑える。一オクターブ上の音階のドを加えてもC△7である。これに9th(レ)11th(ファ)13th(ラ)の音を混ぜるとC△7(9),C△7(11),C△7(13)のコードになる。
ここでC6とC△7(13th)の違いに注意する。C6はドミソラからなるコードである。一方C△7(13th)はドミソシからなるC△7にラを加えたコードである。
私は下図のようにC6から出発して構成音を変化させながら覚えることにする。(手書きなので6線譜が歪ですみません)


C△7を覚える1

Dm7を覚える

Dm7はレファラドの音を使ってできるコードであることを抑える。これに9th(ミ)11th(ソ)13th(シ)の音を混ぜるとDm7(9),Dm7(11),Dm7(13)のコードになる。
Dm7「レファド」にミ(9th)ソ(11th)を同時に追加するとDm7(9,11)のというコードができる。

Dm7を覚える1

G7を覚える

 G7はソドレファの音を使ってできるコードであることを抑える。これに9th(ラ)11th(ド)13th(ミ)の音を混ぜるとG7(9), G7(11),G7(13)のコードになる。
まず下図のようにG7から出発して覚える。2弦の指で抑える位置を変化させてadd13thやadd#11thなどのようにヴァリエーションを変化させる。
上段の6弦3フレットを1弦3フレットに移動してもコードの種類は変わらない(どちらもソだから)。
中段では2限の抑える位置を変化させて13th、11thの音を加えることでG7(13)やG7(11)といったヴァリエーションを作ることができる。下段では2限の抑える位置を変えてG7(9)やG7(9,13)のようなヴァリエーションを生む。中下段の1弦2弦の位置を変化させることでG7(#9)、G7(♭9)、G7(♭9,13)、G7(♭9,♭13)、G7(#9,♭13)、を作る。

G7を覚える1


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