23.烏賊
まとめ
・今週も一週間お疲れ様でした!
・するめとあたりめ、烏賊。
皆様お疲れ様です。棚です。
今日は烏賊に関するお話です。
最初のお話は漢字とは関係のないことですが、お許しください。
という訳で早速話に入っていきますが、皆様は烏賊の干物の名前をご存じでしょうか。
こんなやつの名前です。
お分かりだと思いますが、答えは「するめ」もしくは「あたりめ」です。
でもなんで同じものを意味している単語が二つもあるのでしょう。
熟語ならまだしもたかが烏賊の干物にそんなに多く名前を付ける必要があったのでしょうか?(失礼)
その語源をたどると、初めに生まれたのがするめだそう。
烏賊は墨を吐くことでも知られていますが、その烏賊の群れを見て、墨を吐く群れ=墨群れ、という言葉が出来、これがなまってするめ、となったそうです。スルメイカはまさにこれに当てはまりますね。
このスルメイカを干したものをそのままするめとして売り出したものの、するめの「する」が「お金を掏る(する)」とかかったのを嫌い、縁起のいい「当たり」を名前に加えてあたりめになったそうです。
昔の人たちはこういう験担ぎを強く意識した結果この言葉が生まれたのですね。
さてここでさらに烏賊のトリビアをもう一つ。
イカを漢字で書くと「烏賊」となりますが、この「烏」はカラスを意味します。
でもなんでカラス?色も見た目も全然似ていません。
ということでクイズです!なぜ烏賊には漢字のカラスが使われているのでしょう?
①生きているときはカラスの鳴き声のような音を出すから。
②昔カラスを飼う際に、そのカラスの餌にされていたから。
③カラスを食べるから。
どれでしょう!
考えている間はこの以下の画像でも見ておいてください。答えを決めたらスクロールを!
さてそれでは答えです!正解は…
③です!一番ありえなさそうなものでしたが、3番なんです。
烏賊は死んだふりをして海面を漂っていますが、それを見たカラスがえさとして食べようと寄ってきたところを...
がしっ!と触手で捕まえて食べてしまうことがあるらしいのです。(本当かどうかは分かりかねますが...。)
また、賊は害になるもの、などの意味を持つため、「烏」に「害をなすもの」で「烏賊」になったみたいですよ!
最近は少し寒いですが、熱くなってきたらビールを片手に烏賊を食べ、こんなこと言ってたな~、と思い出してみてください。もしかしたらどこかで使えるかもしれません。
というわけで本日はここまで!最後までご覧いただきありがとうございました!また次回もよろしくお願い致します。
ではでは。
2020/05/22
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