「数字」と「具体例」で映像化する

僕は人に話をするとき、
相手の頭の中にどんな映像が浮かんでいるかを意識します。
自分の映像と相手の映像がズレていると
途中であれ?!伝わってない?と
お互い困惑することがあるからです。

例えば、ラーメンの話をしても、
塩ラーメンなのか味噌ラーメンなのか、
とんこつラーメンなのか
人ぞれぞれ思い浮かべるものが違います。
もしかしたらカップラーメンを
思い浮かべているかもしれません。

テレビ番組の会議でも
スタッフ全員が同じ映像が浮かんでいないと
出来上がった作品が思っていたのと
違うモノとなってしまいます。
そんな誤差をなくすためのコツがあります。

「数字」と「具体例」です。

テレビの原稿でもよくあるのが
「たくさん」や「多い」という表現。
テレビの場合は映像が伴うのでだいたいの規模はわかります。
でも、会話で「多くの人」という表現だと
50人を思い浮かべる人もいれば、
1万人を想像する人もいます。
これは数字で表現することで誤差はなくなります。
「多くの人」を「およそ100人」と表せば
みんなの頭の中に同じ映像が浮かぶことになり
ズレがなくなります。

もう一つが「具体例」。
例えば「たくさん焼き肉を食べた」という表現だと、
人ぞれぞれ満腹感が違い、どのくらいの量なのかバラつきます。
この場合は最初から最後までメニューを列記していくと
映像が浮かび上がります。
「塩タンから始まりロース2人前、カルビ3人前、
ハラミ2人前、さらに追加でロース2人前、
上ミノ2人前食べて、〆に冷麺」と伝えたら、
「それはたくさん食べたなぁ!」とみんなが同じ
ツッコミを入れることができます。
なるべく具体的に表現することで
イメージのずれを防げるし、より伝わりやすくなります^_^

この「数字」と「具体的」な表現で
意外な効果が出るのが時間です。

心理学の番組をやっていた時に知ったのですが
時間にルーズで遅刻ばかりする人を
この2つを使って直すことができるそうです。

その方法は簡単。
中途半端な時刻を指定することなんだそうです。
例えば時間にルーズな人に
「9時に大阪駅に集合する」という
約束を守らせたい場合は
「8時57分に大阪駅ね」と伝えます。
遅刻魔は中途半端な8時57分という時間が気になり
8時55分とか切りのいい時刻に到着することになるんだとか。
僕も結構、時間にルーズなので
今度約束するときには中途半端な時間を指定して
効果を試してみてくださいw

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