見出し画像

【eスポーツ】51歳日本人プレイヤーが世界規模の格ゲー大会「EVO」で優勝!【バーチャファイター】

 今年8月5日(日本時間)にアメリカ・ラスベガスのマンダレイ ベイ リゾート アンド カジノにて世界規模の格闘ゲーム大会「EVO」が開催されました。
サイドトーナメント(有志により開かれる非公式トーナメント)種目の1つ「バーチャファイター5US」にて51歳の日本人プレイヤー「栗田親方」が優勝します。記事では50代ゲーマーが栄光を掴む驚きの出来事について紹介していきます。


1.再燃する「バーチャファイター」人気

「バーチャファイター」(以下「VF」)について紹介します。
1993年世界初の3D格闘ゲームとして誕生し、VFシリーズはゲームセンターでブームとなりました。
その後2015年から新作など一旦休止し、2021年からようやくオンライン対応となる「バーチャファイターeスポーツ」(以下「VFeスポーツ」)が登場。eスポーツの1つの種目として再び盛り上がりはじめます。
当時を懐かしむ40代・50代のプレイヤーだけでなく20代・30代のプレイヤーが加わり、世代に関係なくプレー人口は増えていきます。翌年にはプロライセンスが発行され、VFプロゲーマーも登場します。
2023年日本で開催されたEVOjapan2023では初のメイン種目参入として注目されました。本家のラスベガスEVO2023では今回はサイドトーナメント(有志により開かれる非公式トーナメント)として「バーチャファイター5US」(以下「VF5US」)が開催されました。

【参考】EVOJapan2023 VFeスポーツ部門 結果紹介ページ
(格ゲーチェッカー記事より)

2.EVO2023優勝は51歳日本人プレイヤー「栗田親方」、使用キャラは力士!

EVO2023初日開催された「VF5US」の結果は予想外であり、本作プレイヤーを超えて周囲もざわつく結果となりました。
なんと優勝したのは、51歳の日本人プレイヤーでゲームメディア編集者である「栗田親方」使用キャラは力士「鷹嵐」。

非公式ながら2021年以降の世界規模でのVFシリーズ優勝、50歳を超える年齢で優勝、重量級キャラによる優勝など話題性尽くしの内容です。

【参考】キャラクター紹介「鷹嵐」(「VFeスポーツ」公式HPより)

 直近のEVOjapan2023はプロライセンス取得した「とんちゃん」(30歳)が使うジークンドー使い「ジャッキー」が優勝したこととのギャップから、この突然のニュースは大いに盛り上がっています。

3.EVO2023「VF5US」試合の様子

実際の試合内容と結果について、
SNS「X」(旧:Twitter)にて格ゲー情報を発信しているFuriousさんの情報を紹介します。
決勝6名中でアメリカ勢5名、日本人1名というアウェーの中、
そして、優勝候補と言われていたGentlemanThiefを破っての優勝。
一度敗れた相手にリベンジしてのドラマティックな内容となりました。

4.実は過去にも同じ事が!?

「VF」シリーズを遡ると、過去にも同じことがありました。
1996年に「VF3」が登場し、5万人が参加した全国大会にて全く無名だったプレイヤーが重量級のキャラクターである力士「鷹嵐」を使い優勝します。
そのプレイヤーもやはり「栗田」(※当時のゲームネーム名表記、現在の「栗田親方」)だったのです。

今年のニュースを知った人は、約27年前の衝撃を再び思い出したのではないでしょうか。

当時eスポーツのない時代とはいえ、参加人数規模5万人と世界でもいまだに大規模であり、その凄さがうかがえます。
(※現在一番人気の格ゲー「ストリートファイター6」のEVO2023参加者は約7,000人)

5.世界に挑む中年の星!?「栗田親方」(51歳)

「VF5US」にて思わぬ結果を残した栗田親方ですが、彼は50歳を機に「ストリートファイター6」(以下「スト6」)のプロゲーマーになるという夢に挑戦しています。

【参考】本人記述note記事「【決意表明】Over50の格闘ゲーマーが『スト6』でプロゲーマーを目指します!【2023年度】」より

50代から何かを挑戦するということは大変な行動であり、頭や反射神経を使う若者に有利なゲーム分野で戦うことはよりハードに見受けられます。

ただ、ゲーム配信で見る彼は、飄々とゲームを楽しみながら挑んでいます。その姿は「そうか、面白い大人のまま年齢を重ねてもいいんだ」という将来への希望と安心感を与えてくれます。

客観的に見て、「スト6」はプレイヤー人口がとても多く、レベルの高いプレイヤーがひしめき合っている種目だとは知りつつも、これからも楽しく挑戦する中年オヤジの姿をnote記事として記録に残し、私も引き続き応援していきます。

「栗田親方」が気になる方は、下記のYouTube配信チャンネルやnoteアカウントをご覧下さい。

【補足】「栗田親方」配信チャンネル紹介

(1)YouTube「栗田親方」チャンネル

(2)栗田親方noteアカウントページ


【おまけ】
※)EVO2023「VFeスポーツ」優勝後、「栗田親方」に連絡をし、
  note記事にしたいと申し出、本人から了解を得ています。
  気さくな対応に感謝です。あらためて優勝おめでとうございます!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?