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#9 「誰もが信じている嘘について」【スナックひきだし】2024年9月13日 活動後記

今回のイベントのテーマは「誰もが信じている嘘について」です。アラーキーさんにテーマ出しをしていただきました。

【アラーキーさんのプロフィール】
ソーシャルワークアドバイザーとして、支援者支援、プログラム開発に従事。キャリアコンサルタント・公認心理師として、マイクロカウンセリング面談技法勉強会「面談道場」や育児休暇中のママさん支援をする「育休サロン」を運営。「欲しい支援を48時間に届ける」をモットーに活動。


アラーキーさん、めちゃめちゃ緊張していたようです

皆さんは、マイク・マクマナスの著書『ソース―あなたの人生の源はワクワクすることにある』をご存知でしょうか?

この本の中では、「誰もが信じているウソ」についても触れられています。ここで言う「誰もが信じているウソ」とは、たとえば「お金があれば幸せになれる」「努力は必ず報われる」「失敗は悪いこと」といった一般的な思い込みを指しています。

私たちはの人生はウソにまみれているようです。そして自分自身にウソをつきます

『ソース』では「自分がやりたいことは全てやれ!」と言われています。しかし、そもそも「自分のやりたいこと」が何なのか、よくわからない方もいるでしょう。

私も10代や20代の頃は、「やりたいこと」を見つけられず、苦しんだ日々がありました。でも、今ではすべてではないものの、自分のやりたいことをある程度やれている感覚があります。

これは「やりたいこと」を見つけたというよりも、「やりたいこと」が自然に立ち現れてきた感じです。探しているときには見つからなかったのですが、30代から40代の間に突然それが現れて、それを選ばざるをえない状況になっていました。

「ジコリカラボ」の文脈で言えば、自己理解が深まった結果、自分の方向性について仮説を立てられるようになった、ということです。一般的には、これを「やりたいことが見つかった」と表現します。

仮説を立てるためには、自分の中に、経験を通じて得た「地図」のような情報の蓄積が必要です。これらの情報同士を組み合わせて抽象的に考えることで、地図の中に自分の方向性(目的地)が見えてきます。方向性(目的地)が見えると、現在の自分の位置も見えてきます。

自分の位置が見えるというのは、目的地に対して「何ができていて、何ができていないのか」がわかる状態を指します。

ここで重要なのは、実は「やりたくないこと」や「向いていないこと」、「合っていないこと」の経験です。これらの経験が後々に意味を持ってくるのです。

私は福祉の仕事に就くまでに、いくつかのターニングポイントを経験をしました:

  • オーストラリアに1年間住む(働きながら外国人と暮らす)

  • インドに3回行く

  • ウーフ制度を使い、養蜂場で働く

  • 社会人になってから大学院に通う

  • ボランティアでひきこもりやニートの支援をする

  • 2回の転職を経験する

これらの経験が、今の仕事の方向性を形作ったのは言うまでもありません。

しかし、今、すべてのやりたいことができているかといえば、答えは「NO」です。

「行き当たりばったり」に対して「行き当たりばっちり」という言葉がありますが、そのような感覚的で自由な生き方に憧れを持っています。

『ソース』で言う「誰もが信じているウソ」に苛まれ、惰性で続けている無駄な習慣から抜け出せず、「うまくいくかどうか」という評価思考が、「行き当たりばっちり」な人生を送れない理由かもしれません。

今日は、効率、効果が反映された優先順位の思考やto doリストをこなす人生から離れて、身体的にワクワクしそうなことをやりたいと思います。

アラーキーさん素敵な話をありがとうございました〜

イベントの様子

ソース!


3人がトライアングル、三角形の内角の和は常に180°だから、その普遍性が美しい


これも180°


感じたことから話しています


真剣になったり


楽しくなったり

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