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双子座9度の矢筒

土が風によって洗練されると、宇宙へ飛び出す力になるというのは、双子座9度の矢筒です。双子座の果てしない分割の性質は、物事の細部にまで入り込む力があります。マルクトの先へ、無限の先へと向かおうとする果てしない追求の姿勢は、意味を失っても尚追い求めるため、神経を痛めるかもしれません。軸となるものがなく分割し続けることは、心がバラバラになっていきます。

言葉にならないものを言葉にしようとし、もう終わった関係性や完成したものに「なぜ」「どうして」「まだできることがある」と追及することは、マルクトの先へと進む双子座です。8度で意味を失ったものは、エッセンスとなり9度の矢筒を形成するらしい。筒を形成する際、バラバラになったものを集めるのは、対象となる的です。筒とは繋ぐもので、点と点を繋ぎ関連付けをして意味を与えるものです。つまり双方向性があります。対象に向かって突き抜けたものは、筒抜けになります。

エッセンス化すると、具体的な事象が脱色され、意味のあったものは意味を失い、繋ぐものとして塔のような発射台になります。下へ向かうことと上へ向かうことは同じで、分割することで進化し統合へ向かいます。生まれ変わるとき、どこから何のために来たのか忘れてしまっても、着込んだ服の中にすべてが織り込まれています。

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