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ソードの2(2019年8月27日)

今日は小アルカナのソードの2です。

ソードは知性を表し、自然界には存在しない直線を表します。
それは意志を貫くことにも関係し、感情を考慮しない知性です。

2の数字は、選択の余地のない緊張状態を生みます。
どちらを意識するかによって、それ自体と同化してしまうのです。

「二つのうちどちらを選ぼうかな」というのは、もう一つの視点が存在するので3の数字が意味します。

ソードの2は、知性において分割したもの、比較する知性、対立する二つの流れや考え方を表します。
どちらがいい悪いではなく、純粋に二つの考え方を表すでしょう。

今日のサビアンシンボルは乙女座4度「白人の子供たちと遊ぶ黒人の子供」です。

昨日、二人の天使だったものは、今日、白人と黒人の子供になります。
天使という男女や白黒に分割する前の統一された存在が、今日は分化しています。

統一されたものが分割することで動きは生まれます。
たとえば大いなる一部である私たちが、男女に分化し、結びつこうとすることで家族が生まれるようにです。

乙女座の3度で信条となったものが、乙女座4度で分化し具体的な動きが生まれます。

自分自身の信条や価値観を通して周囲を見渡した時、偏見や不公平で満ちていると感じるかもしれません。
それは自分自身の中で、「採用した正しい信条」と「不採用にした正しくない価値観」とが対立しているからにほかなりません。

私たちは、心にあるものを通して、あらゆる物事を見て感じています。
誰かの言動を見て、偏見や不公平を感じるのであれば、それは自分自身の中に存在ているということになります。

ソードの2も乙女座4度も、分化した対立する二つの価値観を表しています。

生きていく上での信条や価値観を確立すると、そこには「白と黒」「光と陰」が生まれます。
そしてこの無意識に追いやった「黒」「陰」は、意識されることで急に動きが生まれます。

意識できないものには振り回されますが、意識できるものはコントロールできるのです。
対立した二つの価値観が、現実の世界で積極的な働きを生み出すでしょう。

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