監査法人定期採用 就活の感想①

こんにちは。田中(腰痛)です。
おかげさまで令和2年度の公認会計士試験に合格し、その後の就活の末、大手監査法人から内定を頂くことが出来ました。

就活については様々な噂が飛び交い、不安になっている受験生も多そうなので、30代前半・無職という状況での就職活動で実践したことや感じたことをお伝えしたいと思いnoteに書くことにしました。

ここに書くことはあくまでも個人の見解です。就活に正解はないので、「ふーん、こんな人もいるんだ」程度に読んでください。

長くなったので全3回くらいに分けて投稿しようと思います。


■就活時の私のスペック

年齢:30代前半
性別:女
学歴:高卒(大学中退)
職歴:ブルーカラーの仕事を数年と派遣事務員1年、受験専念していたため空白期間は1年半ほど
スキルなど:Excelできない。英語は大学中退後触れていない。ビジネスマナーはよくわからない。名刺交換は人生で2回だけしたことある。
就活した地域:東京・関西・少しだけ他の地域も(途中から東京のみに絞った)

私は令和2年度の会計士試験が初受験だったため監査法人の就活も初めてででした。
最初は準大手・中小監査法人の内定を狙うつもりで就活をスタートしましたが、途中で大手監査法人を第一志望にし、最終的にその法人から内定を頂くことが出来ました。


■就活の大まかな流れ

令和2年度の就活はコロナの影響で大手監査法人の就活はフルリモートで行われました。時系列でまとめると次の通りです。

①~11月(論文式試験本番までの期間)
各法人の紹介イベントが随時開催。受験生はあくまでも勉強優先という人が多いため、参加する人はそれほど多くないと思う。

②11月~12月(論文本番直後から12月末まで)
本格的に就活解禁。各法人の説明会や事業部ごとの紹介イベントが大量に行われる。随時個別面談も行われる。
個人的には就活で最も重要な期間だと思う。

③1月~2月14日(合格発表まで)
個別面談期間。この時期にESも公開され、ESを書いたり面接対策を行う。

④2月16日~(合格発表後)
選考エントリー、ES提出、適性検査、面接→大手東京事務所は2月25日に内定通知

上記の流れは令和2年度の大手東京事務所の場合です。大手以外は随時選考を行っているところもあったので、次年度以降の就活生は気を付けてください。

■これから就活する人に伝えたいこと(年齢・経歴に自信のない人向け)


ここでは私が就活を心配する受験生に積極的に伝えたいことを書きます。

・とにかく早く論文に合格してください!

就活が心配になる気持ちはとてもよくわかりますが、論文式試験前にできることはあまり多くありません。
就活に向けてあれこれやった方がいいのでは?と考える人もいるかと思いますが、論文式試験前にできる最大の就活は「自分で決めた目標年度で必ず合格できるように勉強すること」です。
就活における年齢面の不利益は、私が事前に覚悟していたほどではありませんでしたが、年を取るほど不利になることは確かです。
そして今はまだ売り手ムードですが、いつ買い手になってもおかしくありません。
これからの人生のうち今が一番若いので、とにかく全力で勉強してください。売り手市場のうちに就活を終わらせましょう!

・論文式試験直後から始まる就活イベントは超大事

論文直後はとても疲れているかと思いますが、就活に自信のない人はここからが本当の勝負です。論文の手ごたえに関わらず必ず就活しましょう。
不合格だと思って就活をしていなかったのに合格していた場合、合格発表後に年齢・経歴で不利な人が出来ることは限られています。

論文直後~合格発表の時期に開催されるイベントは、就活生が情報収集するためのものであると同時に、監査法人に自分がどんな人間か知ってもらうためのものでもあると感じました。
東京の大手4法人で結ばれた協定では「面接開催期間より前の期間において、選考行為または選考に準じる行為は行わない。」となっているため、表向きはイベントの参加は選考に影響を与えないはずです。
しかし、あくまでも私の感想ですが、イベントの参加はその後の就活の行方に大きな影響を与えているように感じました。
年齢や経歴でビハインドを感じている人は、形式的なESと面接のみでは逆転は難しいので、積極的に就活イベントに参加して顔を覚えてもらいましょう。


・監査法人の就活は人柄重視、卑屈にはならないように!

就職活動の全過程において、どの法人の職員の方々も思っていたよりずっと「姿勢」や「人柄」を見てくれていると感じました。
そして、今まで何をしてきたかよりも、これからどうしたいのかで評価してくれているように感じました。30代前半なのにポテンシャル採用目線。すごい。
(もちろん誇れる経歴や経験をお持ちの方はアピールポイントになります。)

私の場合は、大学を中退してからの空白期間については、その期間で私が何を考えて生きていてその結果今後どんな人間になりたいのか、そのためになぜ会計士になる必要があるのか等に耳を傾けてくれました。過去の仕事についても聞かれましたが、雇用形態はあまり気にされなかったように感じました。
就活は危機感をもって勉強よりも積極的にいろいろやったのですが、熱意はそれなりに評価していただいたようです。


・念のため東京の準大手・中小でも就活する

こちらは主に東京以外で就職したいと考えている人向けです。

私は東京以外では2週間しか就活をしていないので詳しいことは分かりませんが、今年の就活は「東京は圧倒的売り手、関西はやや売り手、他の地域はその地域の合格者数による」と感じました。
「希望地域で内定が出なかった場合は、東京に来るのもありかな」と考える人は、NNTを避けるためにリモートのイベントがあれば、東京事務所のイベントにも参加しましょう。(もちろん、第一志望の就活が疎かにならない範囲でお願いします!)
積極的に就活をしていると、なんとなく自分の内定可能性も感じられるので、合格発表後の選考エントリーの段階で何社選考に進むか決めたらいいと思います。
また大手の選考では、東京事務所と他地域の併願が出来ない法人もありました。リスクヘッジを考えるなら東京の大手以外も就活しておくことをお勧めします。
(ちなみに私の場合は、「家賃安いし関西に帰るのもいいな~」くらいの感覚で関西でも就活していましたが、関西はもっと積極的な理由がないと内定が出ないように感じ、途中で東京に絞りました。)

ここで注意してほしいのは、「大手に入れなくてもどこか拾ってくれるだろう」という考えは危険ということです。
「大手が上、大手以外は下」では決してありません。
大手以外は採用したい人物像がハッキリしているところも多く、採用人数も少ないので、大手よりもマッチングが大事になってくると感じました。
なので、大手の選考に全落ちしてから初めて大手以外の法人を調べる……となった場合、他の就活生に負けてしまうかもしれません。
怖がりすぎるのもよくないですが、危機感を持って就活に挑みましょう。



第1回は以上です!
ここまで読みづらい文章を読んでいただきありがとうございました。

次回以降は、私が就活で実際に何をやったかについて投稿します。
今回で一番伝えたいことは書けたので、次回以降は日記的なものになります。
興味のある方は今後ともよろしくお願いします。

続きはこちら↓↓


この記事が参加している募集

#就活体験記

11,889件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?