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018_レッド・ノーティス ○感想

タイトル:レッド・ノーティス(2021)○
媒体  :Netflix(映画)

視聴月 :2023/1

美術品泥棒ビショップを追うFBI捜査官。
世界二位の美術品泥棒。
二人はビショップに嵌められロシアの牢獄に囚われる。二人は脱獄し、力を合わせてビショップを出し抜いてクレオパトラの卵を狙うーていう話。

いろんな国飛び回ったり派手なアクションあったりで面白いし飽きさせない。
主役コンビのキャラも良かったし、ビショップもめちゃ美人。
若干、軽い気もするけど、だんだんコンビ仲が良くなって相棒になっていく雰囲気も良かった。
何も考えずノリで見れるいい映画。

ただ、終盤の実はこうでした的なやつはいらん気するなあ。この映画にそんなん求めてないんよなあ…別に、なるほど!そういうことか!ともならんし。
そんなとこで変にひねらず、中盤の気持ちいい構図のまま、潜入・謎解き・アクション・逃亡みたいのを見せる映画でいいと思った。

※ここからネタバレ含みます。なぜかグランドイリュージョンのネタバレも含みます。

なるべくネタバレにならないように感想書いてきましたがここだけ。

グランドイリュージョンのどんでん返しは、ずーっと「黒幕がいる」ってことを匂わせておいて、「え!こいつ??」て言う驚き。
見てる方からすると、誰かが糸引いてるぞを念頭に見てるから、最後に「こいつか!?分からんかった!」てなる。
しかも、愛着湧いてきた主人公たちは視聴者の思い描いてたキャラクターのまま変わりない。
で、若干冴えない憎めないオッサンが、実は黒幕。めっちゃかっこええやん!ていう気持ちよさ。しかも、ちゃんと復讐果たしてるやん!すげー!なわけで。騙されても気持ちいい。

でも、このレッド・ノーティスのどんでん返しは、無くても成立する、いらんどんでん返し。
構図としては、「元FBIのマジメな力持ちと軽いノリの怪盗コンビ。と、それを邪魔する美女怪盗が競いあう。たまに共闘するよ。」で、気持ちいいルパン的な構図。このままやればいい。

これを崩しても誰も喜ばないし何も気持ちよくない。コンビが育んできた友情もウソで、「こことここが組んでたと考えたらあの謎も解けるな」みたいなことも特にない。手錠外せた理由くらいのもん。いらない。
逆に、組んでた割にドウェインジョンソンはロシアとかで死にかけ過ぎ。組んでたんなら、もっと安全に脱出もできたはず。

このドンデンが無ければ、めっちゃ好きな映画だった。

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