歓迎会-Finland
その日の夜は、みんなでお酒を飲んで踊って話をした。簡単な歓迎の宴である。それから毎日同じように飲むとはこの時はまだ知らない。
アスタさんはとても陽気な人で、一緒にいるだけで幸せな気持ちにしてくれる。どこかに消えたと思ったら妙なお面をつけてきたり、食べ物を咥えたまま変な顔をしてぼくが見るのを待っていたりする。楽しませたくてしょうがないのだ。
言葉が通じないから余計に伝えようと頑張ってくれているのかもしれない。いや、頑張っているじゃなくて自然にしてくれている。こちらもなんとか