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成長期アスリート外傷、障害

今日は成長期にスポーツ活動を頑張っている子について

今月に入って小学生から中学生のスポーツアスリートを診察する機会が多いので

これから活躍するであろう子供達のケアはとても大切です

ただ、子供の視点から考えると、、

痛みが出たり、怪我をしなければ治療に対しての意識はありません

治療を通じて予防の大切さを理解してもらえたら幸いです



成長期の子供で考えなければいけないのは

身体発育です

小学生、中学生の部活動、クラブチームでは
基本的にカテゴリーで分かれていることが多いです

暦年齢の区分でトレーニング頻度や強度を決定することは、成長の個体差が大きい成長期年代にとって身体に負担が掛かることも多々

その為

身体的特徴を把握してトレーニング、身体のケアを進めていくことが重要になります

【主に問題となるもの】

①骨の成長
身長の増加は骨の成長です
骨の骨端核と成長軟骨部は力学的なストレスに弱いので繰り返しのストレスで疲労骨折や剥離骨折につながります
成長期は一時的に骨密度の低下が起こります
Rauch et al.

②筋、腱の成長
筋肉は骨に比べて遅れて成長します
急激に身長が増加すると一時的に身体の柔軟性が失われてしまう要因となります
腱を介して筋肉の付着部である骨が問題を起こします
オスグッドetc

③靭帯への影響
成長期の子供は靭帯よりも骨の強度が弱いことが多いです
捻挫で捻った際など剥離骨折を起こしやすいです
足の捻挫→外果下端の剥離骨折
投球障害→肘の内側上顆剥離骨折etc



成長期で急激に起こる身体の変化
未熟な状態で学年は上がっていきます
それに伴い、スポーツ活動の練習や試合時間、強度は増加します

個々人の身体の成熟に合わせてトレーニング、指導、ケアは大切になります

ケガをしなければ練習、試合に参加でき
体力、技術が向上します
なによりスポーツを楽しむことができます

当院もケガをしないようにサポートしていけたら幸いです

田中接骨院 院長

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