シンプルな料理法でレシピいらず

2022年1月21日 19:30

2022年初回の教室は、たなかれいこ的料理の原点に立ち戻って、人参、蓮根、ごぼう、という定番の冬野菜を、同じ調理法、同じ調味料でお料理しました。料理法は「蒸し煮」。すべてオリーブオイル、海塩、白バルサミコで仕上げるのですが、「どれも同じ味付けでしょ…」と侮ってはいけません。調理中、「わざわざ別々にしないで、ぜんぶまとめて料理してはダメなんですか？」という質問も出ましたが、みなさまご試食後、同じ味付けで同じような料理かと思いきや、まったく別物！！と舌が感じてくださったようです。

シンプルな料理は、ともすれば味気ないもの、なんだか満足感がない…と感じたり、ご家庭によってはご家族から料理と認めてもらえない…など、実際ふだんの食卓では、隅に追いやられがちな料理になっていませんか。しかも野菜料理なら、尚のこと…。

たなかれいこ的シンプル野菜料理は、「野菜嫌いの子供が、なぜかれいこさんの料理法だと野菜がおいしい！と言って食べるんです…」と今まで数多くの方が仰ってくださっています。味気ないどころか、実はお酒のお供にもぴったりなくらい、しっかりおいしい野菜料理。シンプルなのに味わい深い。

人参・蓮根・ごぼう、それぞれの素材そのもののおいしさを引き出し、おいしい調味料をまとわせて、さらにおいしくする。それだけで「蒸し煮＋塩、白バルサミコ仕上げ」という同じ料理も、素材が違えばまったく別の料理に仕上がります。今月の教室では、さらにさらに！食べるのがたのしくなるような、トッピングも用意して、いろんな食べ方のバリエーションもご紹介しました。

教室に通えば通うほど、こんなにかんたんに料理ができるんだ、自分でも作ってみたいと思えるようになります。そして、たなかれいこ的シンプルな調理法を身につければ、わずらわしいレシピがどんどん必要なくなりますよ。

毎日の食卓から広がるおいしさは、心と体の要です。
料理をよりかんたんに、おいしく、たのしく！

たなかれいこ的調理法「蒸し煮」は、書籍『がんばらない料理（家の光協会）』P.56でご紹介しています。でもやっぱり、頭で覚えるよりも体験していただくのが一番。料理経験は必要ありませんので、お試し受講にぜひお越しくださいませ。

＊＊１月のたなかれいこのたべもの教室　献立＊＊

　　●人参の蒸し煮塩、白バルサミコ仕上げ

　　●蓮根のコロコロの蒸し煮塩、白バルサミコ仕上げ

　　●ごぼうの細切りの蒸し煮塩、白バルサミコ仕上げ

　　●ナッツとニンニクの炒め物醤油仕上げ

　　●さつま芋のソテー醤油バルサミコ仕上げ

　　●白菜とごぼうの汁物

　　●もち米入り５分搗きご飯

＜今月の使用食材＞
人参、蓮根、ごぼう、玉ねぎ、にんにく、さつま芋、白菜、ペカンナッツ、オリーブオイル、ニンニクオイル、海塩、白バルサミコ、バルサミコ、アップルビネガー、醤油、昆布、かつおぶし、葛粉、白すりごま、レーズン、５分搗きもち米、５分搗きうるち米

＊野菜・米は、無農薬・無肥料栽培を中心に、ほぼ在来種のものを使用。
＊この季節、人参、ごぼう、さつま芋、白菜など、ほとんど貯蔵野菜。
＊玉ねぎ、にんにくは昨年初夏の収穫物。芽が伸びてきましたが、まだまだおいしくいただけます。
＊ペカンナッツはローストしていない生のオーガニックのもの。
＊昆布は、羅臼の天然一等昆布。
＊ニンニクオイルは、昨年の無農薬無肥料のニンニクで作った自家製オイル。作り方は、書籍「腸からあたためるたなかれいこ的料理のきほん／朝日新聞出版」「がんばらない料理／家の光協会」をご参考に。

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折々に畑から届くおいしい旬の食材を使うため教室では月々の献立をあらかじめ公表していません。ひと月おわりましたら、献立を公開しています。

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蒸し煮途中の野菜の表情もそれぞれ