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台湾ひとり研究室:翻訳編「#50Voicyゲスト出演。アレレ?うまくできないぞ…で気づいたこと」

台湾書籍《大港的女兒》 の翻訳者が、日本版の刊行前後の進捗をリポートしていく有料マガジンです。公開から1週間は無料でお読みいただけます。今回は、大いなる失敗によって気づいたことをまとめてみました。

近藤弥生子さんのVoicyに出演しました。

今月初旬。台湾在住ライターの片倉真理さん、近藤弥生子さんとお目にかかる機会があり、原稿を納品したばかりの私に弥生子さんから「美帆さん、よかったらVoicyで話しませんか」と声をかけていただきました。ありがたや……感謝しきりです。

これまでも何度か弥生子さんのVoicyにはお邪魔していて、いろいろとお話ししています。何度も読み直しては書き直せる文章と違って、声で何かを伝える、というのは書き直しやストップができない。それはわかっていたはずなのに……

自分で聞き返して(うまく話せなかった…orz)と激凹みしました。あ、お聞きくださった方はご承知のとおり、そしてお世辞でもなんでもなく、弥生子さんの回しは素晴らしかったです。弥生子さんがVoicyを始めた頃から存じ上げてますが、ぐんぐんと話し方がスムーズに変わっていき、さらにいろんなジャンルのゲストも登場して、すごいなあ!と感激しています。今回もきちんと事前にnoteを読み、私の反応に合わせて的確な質問と十分な補足をしてくださった。本当にありがとうございます。感謝しかない。

問題にしているのは私自身の喋りです。「うまく話せなかった」というより、アレ?話したかったのってコレだっけ?聞いてくださる方に向けた話がもっとあったんじゃないか……などなど大いに反省した次第。今後も話す機会はあるはず!ということで、今回感じた課題を自分なりに因数分解してみることにしました。

「うまく話す」とは何か

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