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台湾書籍、翻訳中!

台湾書籍の翻訳者が毎週月曜日に、作品情報から翻訳の進捗、翻訳出版の裏側まで、幅広くお伝えしていきます。台湾旅行に行ったことのある方から翻訳や書くことに興味のある方にも楽しんでいた…
記事配信は毎週月曜日です。皆さんの購読料がこれからどんなふうに展開していくのか、本ができていく道の…
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#大港的女兒

台湾ひとり研究室:翻訳編「#38翻訳原稿の推敲作業で気づいた中→日の訳出ポイント3…

相変わらず推敲作業が続いています。勝手に始めたこの連載、週1で2,000字というのは、ギネス世…

台湾ひとり研究室:翻訳編「#37推敲作業、続いています。の巻」

(うわ、めちゃめちゃ勘違いしてた!) …こんな瞬間が幾度となく訪れる翻訳原稿の確認・推敲…

台湾ひとり研究室:翻訳編「#36作品の舞台を取材した中で最も収穫の多かった場所を紹…

台湾東部地震に際して 連載の話に入る前に、4月3日に発生した台湾花蓮地震に際し、お亡くなり…

台湾ひとり研究室:翻訳編「#35《大港的女兒》の舞台、高雄へ取材旅行に行ってきまし…

台湾南部の港湾都市、高雄。台湾第二の都市ともいわれる街です。台湾に嫁いでからというもの、…

台湾ひとり研究室:翻訳編「#34こ、これは最強⁉︎ 新たに見つけたデータライブラリー…

前回の舌の根も乾かぬうちに、最強か!?という調べ物サイトを発見しました。使い始めたばかりで…

台湾ひとり研究室:翻訳編「#33台湾の日本統治時代の調べ物によく使うツールは?」

本欄では、各種辞典、表記ガイド、翻訳作業ソフトと、翻訳作業中に使っているツールをあれこれ…

台湾ひとり研究室:翻訳編「#32 本日、情報解禁!シリーズの1冊になります。」

「アジア文芸ライブラリーというシリーズを立ち上げる予定です」 春秋社の担当編集さんからご依頼のメールを頂戴した際、この文言に心をつかまれました。過去にいろいろな依頼文をいただいてきましたし、《大港的女兒》の翻訳という仕事内容自体ももちろん興味があったわけですが、シリーズの中の1冊になるという点は、もしかしたらこのひと言が私的ランキング1位の「引き受けポイント」かもしれません。シンプルに(わ、おもしろそう)と心が躍ったんですよね。依頼メールでそんなふうに思えたのは、久しぶりの

台湾ひとり研究室:翻訳編「#23年始のご挨拶と現在地のご報告。」

2024年は地震に火災にと、全く予想だにしない始まり方をしましたが、ご覧の方の中にあるいは被…

台湾ひとり研究室:翻訳編「#20ゲスト登場!台湾と日本の運命を変えたローズさんとの…

「ローズさんはね、人あたりがよくて高学歴なのに、自分からは前に出ない。ジーンズにシャツと…

台湾ひとり研究室:翻訳編「#16歴史時代小説を翻訳するまでの個人的な歴史遍歴の話。…

よく「歴史なんか勉強しても役に立たない」と言われます。だから勉強する意味なんてない、と公…

台湾ひとり研究室:翻訳編「#15台湾語の訳出しに方言を使う話で思い出した、台湾と西…

前回は、本書翻訳の基本方針を3つご紹介しました。公開前の段階で、原稿を担当編集さんに見せ…

台湾ひとり研究室:翻訳編「#14ここまでの作業状況から考えてみた方針を3つ、まとめ…

「方針」と大仰な見出しを付けてみたものの、現時点まで訳しながら考えたことをいったん整理し…

台湾ひとり研究室:翻訳編「#13有料マガジンの購読方法を改めて。そして特典発表!」

「ずっと申し込み方法がわからなくて、そのままになってたんだよね」 有料マガジンをスタート…

台湾ひとり研究室:翻訳編「#12陳柔縉さんの著作を振り返る『台湾と日本のはざまを生きて〜世界人、羅福全の回想』」

山のような相手への取材 本書は、台湾の駐日大使だった羅福全の回顧録です。同書については第4回であとがきの一節を紹介しました。 実はこのあとに続きがあります。 読み終えて脳裏に浮かんだのは、山というより広い海でした。副題に「世界人」とある意味が今なら理解できます。一方で、陳さんが山と称したのも書き手の端くれとして納得でした。時間軸、世界観、いずれも明らかにスケールが違う方に取材し、最初はどこから手をつけたらいいのか途方に暮れたのではないか——そんな気がしています。 日本