一人でできることなんてあまりにも小さい

20代の頃だったら「俺がこんなに頑張った!!!」みたいな感じになっちゃってたかも知れない。
自分で全部やった気になって周りからの多大なフォローにも気づけなかったかも知れない。

だけどエライもんで40も半ばにさしかかってくると自分一人でできることの小ささを知っている。
一人でできることなんてタカが知れてる。
一人でできることなんてあまりにも小さいから、色んな人に手伝ってもらう。
それは仕事においても家庭においてもそうだ。

色んな人の力を借りる。
素直に「ありがとう」と思いながら、色んな人を頼る。
色んな人とコミュニケーションをとる。
それを僕は悪いことだと思わない。
むしろいいことだと思う。
そうやって色んな人の力を借りて作り上げたものの方が大切に思える。

そんなイベントになりました。
「ドブロク責任企画オルタナおじさん越谷編」。
ありがとうございました。

ドブロク”責任”企画と謳っているのは、もう文字通りそのまんま。
なんかあればドブロクが責任を持たなければいけないよというオノレへの誓いみたいなもんです。
本質的にはたくさんの人達の協力でできあがったイベントだったのでした。
そして、責任を取らなければいけないような問題は何も起きなかったので結果的にドブロクは何の責任を取ることもなく、ただただご機嫌な一日を過ごしたのでした。チャンチャン。

イベントの幕開けはヘルメッツ。
伝説のロックバンドみたいなライブに痺れたし、トップのバンドがこういうライブをすればイベントの成功はほぼ決まりなんである。

二番手はイヌガヨ、なんだけど、メンバー体調不良により急遽じゃっくの弾き語り。
こういう場面でバンドの底力が試されると思う。エクスキューズすることなく堂々としたライブで感動した。エンケンみたいで最高。

三番手はthan。
この日は三人編成。thanのことを「音圧」で語る人が多いと思うんだが、僕がスゴイと思っているのは音圧そのものではないんだ。
その音圧に至るまでのメンバー間の葛藤や工夫やひらめきにヤられるわけです。この日もヤられました。

四番手は雨市。
これみよがしなセンチメンタルに頼らない、雨市が出す音のダイナミズムが大好きで、それが余すことなく発揮されていてゾクゾクしました。
関西ではすでに愛されまくってんだ。関東でもその種を蒔いたんじゃないかな。

最後はドブロクがただただご機嫌に演奏。
始まったイベントはきちんと終わらせなきゃいけない。
ヘルメッツから積み上げてきたイベントのグルーヴを壊すことなく、きちんと締めくくれるように丁寧にエクスプロージョンできました。

僕が思うに、この日の影のMVPはPA緒方くん!
いつも素晴らしいPAをしてくれるけど、この日はちょっと次元が違う気がした。
全バンドの良いところを潰すことなく底上げしてくれた。
おかげで本当の意味でのGoodMusicなイベントになったんではないかと。

会場のeasygoings、18周年おめでとう&自由にやらせてくれてありがとう。
らぁめんを始めとするごりごりハウスの面々、全面サポートありがとう。

「手伝うよ 何度も どんな用だって」って回文を心の指針に、
僕も誰かを手伝うしこれからも誰かに手伝ってもらうよ!


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