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読書チャレンジノート[読んでも読んでも忘れてしまう人のための読書術]

どうもです、たなかです。
2月も残り1週間。今年もそこそこに読書する日々が続いています。
「読書に関する本」を手に取って読むことが多かったのですが、
その中でも励ましてくれる内容だった著書を紹介です。

○はじめに
昨年の読書の中で、感銘を受けた著者の一人である印南さん。
自分にとって、本を読むことのハードルをぐぐっと下げてくれた一冊が
「遅読家のための読書術」という本でした。

今回、その印南さんの新書を見つけたので、手に取ってみた次第。

タイトルも自分にズバリ。
読んでも読んでも頭に入らない、
どれだけ読んでも積み重なっていかない、と感じる人が多いと思いますが、
そんな自分のような感覚に陥っている人にとって読んでもらえると
励みになるんじゃないかな、と思います。

本の内容もさらっと読めるボリュームですし、なにより平易な表現で
語られているので、短時間で読めると思います。

ぜひ、本書を手にとって、気軽な読書を楽しんでください。

■内容

○1.この本を読んだ目的、ねらい

・タイトルに該当する自分にとっての読書術を知りたい

読んでも読んでも忘れてしまう。
まさにこの状態を、読書を通して感じている。
そんな自分にとって(というか、多くの人にとって)参考になる読書術が
あるのだとしたら、ぜひとも参考にしたい。
少しでも忘れないように。少しでも理解できるように。

読書術として、自分なりの読書のコツとなれば幸い。

・本1冊から得た知識を、どうやって自分の中に残していけるか

読んでおしまい、とならないように、たとえばメモを残す、SNSで一言書く、
読書記録を残す、といういろんなことをやってきたが、どれも中途半端。
結局のところ、どの方法が一番性に合うか、というのを試行錯誤している状態。

本から得た知識を残すためのコツがあれば、習得したいと思う。

・本を気楽に楽しむためのコツを知りたい

一番は、読書を楽しむこと。これを大事にしたいと思うが、どうしても
重荷に感じてしまう状態に陥ってしまう。
習慣化しているものの、「残さなきゃ」という意思が強く残ってしまうからか。
負担がない読み方というか、純粋に本を楽しむ読み方というか。
そういった、気軽な読書を通して、もっと吸収できるといいのにな、と
思っている。

本の純粋な楽しみ方というか、重荷にならない読書のコツを身につけたい。

○2.読んでよかったこと、感じたこと

・読んだ内容を忘れるのは当たり前。忘れて当然であることを受け止めよう。

表紙の扉のところから、早速いただいたお言葉。
人は誰だって忘れるよね。
数日前の出来事も、すべて覚えていられるわけがない。
この前提を理解しておくことが、読書したことは忘れて当然、と言える部分。

大事じゃなければ、忘れる。
ということは読書を通して大事に思わない部分は、残らないものだと。
誰だって、本のすべてを記憶に残すことはできない。

覚えられない、といって嘆くのではなく、忘れるもの、覚えられないものとして
受け止めるところからがスタートだといえる。

・1冊から「1%のかけら」を自分のなかに残すこと。99%は忘れて構いません。

本を通して、いろんなことを覚えたい、という気持ちは強い。
でも、本当に大切なのは、自分はその本から何を得たのか?という自分なりの
解釈であり、価値観だということ。
本を読んだけど何も残らなかった、というのはさすがにもったいない。
(読書した、という経験は残るけども。)
読んだ内容から、自分にとって得たものを1つで良いから残していこう。
無理にたくさん覚えなくていい。
1%のかけら、という表現が、分厚い本からでも、たった1フレーズでいい、
1小節を残しておけばいい、という言葉になる。

シンプルにいえば、「この本を一言で言えば○○○な本である」。
これが残せるならば、読書した甲斐があったんだ、ということになる。

これなら、誰でもきっとできるんじゃないかな、と思う。

読書経験を積む上で、大事なポイントだと思う。
小さくてもいいので、積み重ねる。1冊1冊から、一つ残す。
この部分を、地道に心がけていきたい。

・感動したことをもとに、アクション=行動につなげることができればOK

上のフレーズにかかわってくるが、自分の中に残すというところを
ただ言葉だけじゃなく、言葉から得た感動を踏まえ、自分の行動に反映していく。

いろんな本から、「お、これは参考になる!」と思ったことは、気軽に実践して
自分なりに感覚をつかんでいくことが大切。

たとえば速読に関する本を読んだのであれば、まずはやってみる。
読書術に関する本を読んだのであれば、実践できるポイントどおりに
試してみる。
料理の本であれば、そのレシピを参考に作ってみる。
運動や食事の本であれば、実際に試して運動、食事してみる。

こんなところから、一つ一つ自分のものにしていけばいい。

ビジネス書の多くは、「考え方」「思考法」といった部分を解説することが
多いので、次の日から「実際にこう考えてみよう」というアクションがとりやすい。

その点では行動に移しやすい気がする。

小説やエッセイだと・・・そこで得た文章、語彙をあえて日常会話で使う、という感覚か。
日記やメモなどに書き残して、使える場面を想像するところからかな。

感動を行動とリンクさせることが、忘れないためのコツと言えるはず。
感動を忘れず、記憶と体にとどめたいと思う。

○3.この本を読んで、自分は何をするか

・人は誰しも忘れるものだ、とうけとめ、軽い気持ちで読書を楽しむ

人は忘れる生き物。この前提をしっかりと受け止め、がんばって覚えようとしない。
読書という体験自体を楽しむことを大切にした時間を過ごしたいと思う。

のんびりと、楽しい時間であると感じられるようになるのが理想です。

・本の中から1フレーズ、そして自分の中での感動した部分をメモしていく

読んだところからせめて1文。その中から得た学びを残していきたい。
SNSで発信したり、手帳に書いたり。
できる限り、本を読んだ後に他の方の書評を読んだりすることで
更に深みを増していきたい。自分と同じ部分に感動しているはずは多いはず。

重ねてみることで、1フレーズの重みをしっかりと持たせていきたい。

・本から得たことをもとに、1つずつ実践していく

学んだこと、知ったことをそのまま実践してみるのが理想。
実践し、しっくりきたなら行動は習慣化できるはず。
しっくりこなければ、学んだことは、今の自分には合わなかったと割り切る。
(でも、いつかわかるようになるかもしれない。)

その繰り返しをすることで、本を読んだ効果はじわじわと
利いてくるのかなと感じている。

読んで終わりにせず、行動に移す。それこそが、読書を体験化するポイントだと思う。

○4.3ヵ月後には何をするか、どうなっていたいか

・「この本は、こんな本だったなぁ。」というイメージを残そう。

100%忘れる、ということをふせぐ為にも、この本は、一言で言えば~である、
というフレーズを、(感覚的な)イメージとして記憶にも、体験としても
残していきたい。
残すためにも、1フレーズのメモやSNSでの発信、人にアウトプットしていくことを
意識していきたい。

・気軽に読書を楽しむ。本を読む習慣を継続する。(多分、これからずっと?)

いろんな誘惑が多い中、本を読むという時間を自然に割り当てられるように
気軽に本を読んでいきたい。
マンガと同じ位置づけにこれば、気軽に楽しむというレベル。
そのためにも、本を常に身近な場所におき、ふとしたときに読む、という
習慣を生活に取込みたい。

「読書が生活の一部になる。」これが、目指すべきライフスタイルと言える。

・読書で得た「学び」を行動習慣として生活の中に活用できている状態

読み終わった後に残る感動を、行動習慣にしていくことが本を読むことの
最大のメリット。
本から得た学びを、頭の中でとどめるだけじゃなく、それを行動し、
自分から発信できる状態にしてこそ、読書体験が自分の経験に
変わっていくことだと、信じよう。

○おわりに

いきなり読書したことの学びをほぼ否定する入り方(=99%は忘れていい!)ですが
大事なのは、1つで良いから何か自分の中に残すこと、というメッセージが
強く残りました。

結局、何かしら読書をしたということは、前に進んだということ。
全く読んでいなければ、経験も残らない。
内容が???でも、読んだという行動に前進を感じたい。
そして読んでわからないことも、何度も続けていくことで、自分なりの
「こうすればいいのかもしれない」という発見や気づきがでてくるはず。

いろんなことを試しながら、自分なりに楽しく読書を続けることが大事。
がんばって覚えることを目的とせず、読書を楽しみ、読書から得る感動を
一つでも多くもてることができたなら、その1冊は自分にとって大事な一冊に
なると思う。

多分これからも、たくさんの本と出会い、多くを学び、いろんな考え方に
視野の広がりを感じることになるはず。
自分の中で好奇心をなくさずにいろんなジャンルの本を読み、自分なりに
どんな本だったかが残るような読書体験を積み重ねていきたいと思う。

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