生態系が「壊れる」

※主語大きめです。異論は認めますので、どうぞ暖かい目で読んでください。

「生態系が壊れる」という表現をしますね。

"生態系"は環境の様々パラメータによって生まれた1つ定常状態にすぎないと私は思う。
植物が生え、草食動物が思うままにそれを食べ、肉食動物がそれを狩り、いずれ息絶え、微生物などに分解され土に還る。
その中で気温、湿度などの環境、動物の生息数や性格とかとか全てがパラメータ。
ちょっとしたきっかけでパラメータがずれると定常状態も変わってくる。

生態系が"変わる"ではなく"壊れる"。
地球が生まれてから今まで幾度となく変化してきた生態系をなぜ「壊れる」というのか。

私の考察。
「生態系が変化することで生活に何らかの支障があるかもしれない」という人間のエゴ、もしくは、「現在の環境は美しい」という価値観からくる表現なのではないか。

人間はこれまで「生態系を壊したくない」という意思で様々な活動をしている。
人間の思う「あるべき定常状態」を保つため、パラメータ調整をしているのだ。
生態系に影響を与えているという点では、人間の存在もまた、パラメータの一部にすぎない。

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