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邪馬台国、卑弥呼の説いろいろ、先に知っていれば楽になります


先日、佐賀県の「吉野ケ里遺跡」で邪馬台国がどこにあったかのヒントがあるかもしれない遺跡が発見されたニュースを受け、なぜ未だにスッキリしないかの予備知識として面白い説をご紹介。

もっとも有力視されているのは九州説と畿内説、他にも岡山説、島根説、四国説、沖縄説などがあるようで、一番古い記録が中国で書かれた歴史書「三国志」280年~297年の「魏志倭人伝」(三国志の倭人の条)そこには卑弥呼が治める国との交易の記録と調査した記録が書かれていて、フンワリと日本という国がどんなかが書かれているそう。

とはいえ私、歴史とか史跡とか全く詳しくないのですが、この「フンワリ」をどう読み解くのかが人それぞれなのがちょっと面白いな~と

なんでもそうですが、好きな人は自分が好きな分野をメチャクチャ良くいうんですよね、でもそういう見栄とか欲とか理想を入れられちゃうと妥当さをかいじゃうので偏らない目で見れなくなるので好きじゃないのですが、ちょっと面白いなと思った説は

「もっとフンワリしてたんじゃないか説」

なにせ言葉が通じない外国を航海の技術も発達していない時代の初期調査ですから、例えば調査団がカタコトで身振り手振りでやり取りをしていたとしたら

調査団「この国は何という国ですか?」
現地人「地元の名前しか知らないよ、全体は山だらけの大国らしいよ」
調査団「お~山だらけの大国、ヤマタイコク!」
現地人「なんだよこいつ、ヒアリング下手かよ、めんどくせーな」
調査団「なんか良い当て字はないかな・・・よし、この馬が野放しになっているような適当な山がいっぱいある国だから「邪馬台国」にしよ~っと」(実際は邪馬壱国と書かれているそう)
現地人「当て字に悪意があるな、まぁ好きにしろよ」

(「〇〇国」は市町村レベルの規模のエリア「〇〇台国」は県規模「〇〇大国」州規模のエリアを区別するための目安で付けた総称説)

調査団「ではどんな国ですか?」
現地人「山の民が住む大きくて和む国だよ」
調査団「お~山の民でヤマトでどう?本気と書いてマジ、海人と書いてウミンチュ、大和と書いてヤマト!」
現地人「それぜったい後で誤解するぞ」

調査団「では誰が統治していますか?」
現地人「は?統治?よく分かんないけど日の巫女さんが耕作の音頭を取ってるよ」
調査団「お~ヒミコ!」
現地人「短縮すんじゃねーよ、女子高生かw」
調査団「ごめんね、ひらがな無いのよ、なんか良い当て字はないかな・・・奇声をあげて祈り狂ってる女性だから「卑弥呼」でどう!」
現地人「バレたら絶対呪われるな」

調査団「なぜ女性が統治しているのです?」
現地人「そりゃだってカワイコちゃんの言う事なら何でもきいちゃぜ、テヘ」
調査団「お~女子がオッサンを奴隷のように扱う国!こりゃ奴国だな」
現地人「オッサン(王)の奴隷のお前にいわれたかねーよ」

調査団A「そらそうとあいつらが何を言ってるか分かった?」
調査団B「いや、サッパリ分からん」
調査団A「おいおい、どうすんだよ、そんなんじゃ帰ったら怒られちゃうよ」
調査団B「我々の国より劣った国だったって感じで書いちゃえよ」
調査団A「そだな、間違いない」(このフンワリのせいで未だに解明されなくなる)

ってなったんじゃないかという説
(あくまで無理に当て字にした説という意味でやり取りは私の作です)

このチグハグな会話から逆に見えてくるのは、卑弥呼が「日の巫女」の事で耕作の音頭をとる人の事だとするなら卑弥呼と呼ばれる人は一人ではなく各県各市規模に一人づつくらい居てもおかしくない事になり

九州説、畿内説、岡山説、島根説、四国説、沖縄説の全部がある意味正解なんじゃないかという説、魏志倭人伝の邪馬台国の場所が確定しても県知事規模の王都かもしれない説(日本中に大きい古墳で約4700基、小さいのも入れると何十万らしいですからね)

まぁそうでしょうね、邪馬台国が存在していたと言われているのが2世紀~3世紀(弥生時代)であれば、この時既に奈良には第12代の景行天皇~第13代の仲哀天皇が居たことになりますから。

じゃあもう「治めてたのは実は天皇でした」でいいじゃん?

と思うのですが、その天皇家も発祥が不明(神話)で、中には熊本出身説や渡来人説もあるくらい曖昧なので「邪馬台国こそ原住民が作った日本の原型じゃね?」という説があるからだとか。

(他には天皇家の女子(姫の子で卑弥呼)が方々に散り日の巫女をしていたっぽい説とか、普通に地域地域に王が居た説、だいたいこの時代に日本全土を統治って無理がありますからね、天皇が統治していたのも近畿を中心に愛知より西だけではないかとも言われていますから)

歴史とか全く興味ない私からすれば、もうその辺はどっちでもいいのですが

面白いのは「アイアイ」とか「メリケン」と同じだな~と

「アイ」はマダガスカルの現地の言葉で「知らない」(違う)という意味で
1780年に調査したピエール・ソヌラが現地の人に聞いた時に

ピエール「あの生き物はサルですか?」
現地人「アイアイ」(知らん知らん)

ピエール「あの生き物はリスですか?」
現地人「アイアイ」(知らん知らん)

ピエール「あの生き物はキツネですか?」
現地人「アイアイ」(知らん知らん)

ピエール「なるほど!アイアイという生き物なのか!」

でアイアイと呼ばれるようになったという説
1780年でこれですから遥か昔の弥生時代(200年代)の事ともなると殆ど聞き間違いだったんだろうな~と思うと、なんだかドリフのコントみたいで人間味があって面白いなと。

ちなみにアイアイ(ユビザル)現地では作物を食べる害獣で「悪魔の使い」と言われているそう
う~ん、もうアイアイでいいと思うw

※ちなみになんで日本の古い書物が残っていないかというと文字の普及率や保存技術も関係していますが、もう一つは「会話を紙に書くなんてハイカラな事をすんじゃねー」というイメージがあったらしい(漢字が本格的に使われるようになるのは500年前後からですが文字は既にあったのに)

現代で言うと電卓が出てきた時は「そんなのを使うと学力が低下する!」とか「ネットとか頼りだすと考える力が低下する!」っていうような話が文字が出て時(1500年前)にも既にあったそう、まぁ2500年前のソクラテスの時代にも3000年前のエジプト時代にもそんな記述があるらしい。技術や文化は足し算で進歩していきますが人の発想はそんなに変わってないんだな~と。

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