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冷たい夢【詩】

青い草を踏み分けて
君を見つけると
手を伸ばして掴んだ

とても安心していたんだ
一緒にいられたら
あとはどうなっても大丈夫なような
そんな気持ちが生まれていたんだ

常に存在していた
私の中の
君という光
ちゃんと私を理解しようとしてくれる
唯一の人だと思っていたんだ

どうして
こうなってしまったんだろう
ここにあるのは青い花
君はどこにもいなかった

つらいことがあったら
君のことを思い出すようにしていたのに
今では空しくなるだけだ

どうしようもない思い出の中で
私は何も出来なくなるほどに
弱り果ててしまった

元に戻ってしまっただけなのか

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