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なかなか行けないけど一度は行きたい台湾ローカル<台南・楠西>後編

↑前回の楠西 前編の記事はこちら

この日泊まったホテルは「HOTEL CHAM CHAM Tainan(趣淘漫旅 台南)」。このホテルは自然豊かな楠西だからこそ実現した親子で楽しめる“アドベンチャーホテル”なんだとか。

心地よい台南・楠西の朝
ホテルのマスコット?
中庭へ
ホテルでジップラインは普通できないよね

ということで朝起きて中庭に向かうと、100mの長さのジップラインに、ロッククライミング、そしてバンジージャンプ!

バンジージャンプの中国語が知らなかったため、勧められたまま知らずに向かったスタート地点でもう後に引けず…。人生初めてのバンジージャンプを決行。
ただし高さは12mと人間か怖さを感じる手前のギリギリの高さに設計されており、全然怖さは感じず、楽しい…!!

飛ぶ前は正直怖かったです、でも目の前は絶景の自然でした
人間版イライラ棒

そのほかホテルの館内にもバラエティー番組で出てきそうな脱出ゲームがあったりと、ホテルの枠を超えた本格的なアトラクションで朝からひと汗かいて出発します。

果農之家

「フルーツの里」とも呼ばれる楠西区は一年を通して様々な種類の果物が食べることができます。向かった先は密枝(ミージー)というまち。ここの食堂「果農之家」で台南で一番有名だと言われる「水果大餐(果物を使ったコース料理)」をいただきます。

台湾パイナップル

え、ここにも果物が!?と思うほどふんだんに取り入れられたアイディア料理が次々と。元々が油っこい料理でもフルーツの力でさっぱりと食べれて美味しい。しかもフルーツが使われているとなんとなく豪華な感じがします。日本人にはまだまだ知られていない秘境のレストラン、新たなフルーツの楽しみ方を知ることができました。

時果黃金(魚の姿揚げにフルーツソース)
梅香金釀(梅の甘酢がけ団子)
個人的に一番テンション上がった菠蘿虎掌(パイナップル酢豚)
百香果蝦盅(パッションフルーツポテトサラダ)
香蕉苜蓿手捲(バナナクレープ)

続いて向かったのが、「台湾版のアンコールワット」とも呼ばれる寺院「萬佛寺」。

この寺院内には、巨大ないくつもの岩が自然に造形された迷路のような庭園が広がっています。
これが「台湾版アンコールワット」とネット上でバズり、観光客が押し寄せ現在は事前予約で開館中とのこと。また、巨大な寺の庭園の整備のお手伝いの代わりにお寺に泊まれるプラン「打工換宿」があるそうで、チャンスがあったら是非とも志願したいと思います。

お庭は現在整備中

萬佛寺での迷路を歩き、疲れた足を癒すため向かったのは「龜丹溫泉」。

「龜丹(グイダン)」はこの辺りに多く暮らす平埔族の言葉で「温泉」を表すという。台南にはもう一つ有名な関子嶺の泥温泉がありますが、ここ龜丹の源泉は通称「美人の湯」と呼ばれ浸かると肌がなめらか。観光温泉というよりは地元の人が普段から利用する温泉の雰囲気、むしろこれがいい、癒されます。

足湯に浸かりながら、世間話

最後に隣町の玉井へ。玉井といえばマンゴーが有名ですが、まだマンゴーの季節ではなかったため(4月)、玉井老街で人気のジェラート屋「玉井讃氷店芒果氷」へ立ち寄ります。マンゴーをはじめとしたフルーツ味はもちろん、「蛋黃酥(台湾の伝統菓子)」のフレーバーや、なんと台湾ビール味まで。ビール味はちゃんとビールの味のする程よい苦味とジェラートの酸味が意外と合う。熱った身体に濃厚なジェラートが染み渡ります。

静かな昔ながらの台湾の景色

台湾ローカルは掘れば掘るほど面白い。
ただし、面白い場所やまだ知られていない場所ほど交通の便も悪いし、行くのに時間がかかります。
これを聞くだけで諦めてしまう人たちも多いかもしれません。ですが!
だからこそこれからの旅の価値は「時間」にあると思っています。
インターネットで簡単に誰でも表面的な情報であればどんな場所からでも見ることができる時代だからこそ「時間をかける旅」、言い換えると「時間をかけられる旅」こそがこれからの旅の新たなファーストクラスになると思っています。

是非、ゆっくり時間をかけて台湾ローカルを旅してみませんか?




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