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新型コロナ関連の動画にファクトベースでツッコミを入れてみる

今回のフェイク動画のお題はこちらです。
(※広告が設定されて収益化されているので見ないほうがいいです)
前半の要旨を動画の下にまとめています

<動画前半>
✓グラクソスミスクライン社は、豚インフルエンザ関連で2703億円の売上
✓2002年にビル・ゲイツはグラクソスミスクライン社を含む9社の大手製薬会社の株を購入、トータルで220億円、ビル・ゲイツは大株主!!
✓その後の豚インフルエンザで株価は上昇、ビル・ゲイツは大儲け!!
(株の売却益は)非課税なので彼らの意図どおり!!!

フェイクその1 2002年にビル・ゲイツはグラクソスミスクライン社を含む9社の大手製薬会社の株を購入、トータルで220億円、ビル・ゲイツは大株主!!

-> グラクソスミスクライン社の2002年当時の時価総額は$147B、当時のレートで約19兆円もあるんですよ。仮に220億円すべてをG社に投資してたとしても、ビル・ゲイツはまったく大株主、主要株主になれません。

https://fortboise.org/Top100/top100-20020519.html

フェイクその2 その後の豚インフルエンザで株価は上昇、ビル・ゲイツは大儲け!!

-> ビル・ゲイツは儲けてない。
G社の株価で、2002年を通しての最安値がだいたい£36、そこから豚インフルエンザが発生したあとの2010年の最高値がだいたい£41

https://www.macrotrends.net/stocks/charts/GSK/glaxosmithkline/stock-price-history

2002年の最安値で220億円分購入、2010年の最高値ですべて売り抜けたとしても、儲けは£16M(日本円でたかだか20億~30億円)

2002年時点ですら、ビル・ゲイツの総資産額5兆円以上の大金持ち。30億円なんて彼にとっては誤差の範囲ですね

ビル・ゲイツは、毎回、WHOに何百億円と「寄付」をしているわけですから、まったく見合わないわけです。

米国では株の売却益に対しては確かに非課税ですが、さらに小さい話ですね。

ということで、数字ベースで見ていくと、すぐにデマやフェイクだということがわかる例でした

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