営業学[19-1]

誰も疑わない成功体験の呪縛

人口や企業数が、右肩上がりに増加していた、20世紀に確立された営業の常識を、疑ってみては如何ですか?

と営業学[18]で問いかけました。

20世紀型の営業とは?

1)営業マンは、外へ出ろ

2)営業マンは、スキルを磨け

3)営業は、断られてからが勝負

4)営業は、多訪問して足で稼げ

5)商品を売る前に、自分を売れ

唱える人によって言辞は違えど、だいたい以上の5つくらいでしょう(他にもあったら教えて下さい)

もちろん、すべて正解です。


引退していった先達が(遠逝していった方々も含め)長年にわたり作り上げた経験則に裏打ちされた成功法則ですから、打ち消しようがありません。

ただし、曲解を除けば、の話。その一例として、

1)営業マンは、外へ出ろ

を例示しましたね?

外へ出る必要があればの話であって、用もなく外出するくらいなら、外出禁止令を出したほうが、外出するために、考える営業になることを。

確かに、営業マンが外へ出るのは、正しく、疑いようがありません。

疑いようのない成功法則。

それが呪縛でした。呪いにかかって、誰も疑わないのです。成功体験から抜け出すのは、至難の業ですからね。

それ(営業マンは外へ出ろ)が、成功法則のように語り継がれてきました。

人口や、企業数が、右肩下がりに自然減少している今になっても。

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