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【パデル】もはやポルトレス打つだけ損説

パデルのスマッシュにはいくつか種類があります。
というのも、普通にスマッシュを打つだけではカウンターされてしまうので、壁を超えるようなスマッシュであるポルトレスやポルクワトロといったバリエーションがあります。

▼ポルトレスについてはこちらの動画を参考にどうぞ。

中でもこのポルトレスというスマッシュですが、後ろ壁に当たったスマッシュが斜め方向にリバウンドし、横壁を超えてコート外に出るショットです。

このショットはWorld Padel Tourではリスクも伴うショットで、Salida de pistaで返されてしまう可能性があります。

▼Salida de pistaについてはこちら。

ということで、もはやスマッシュはポルトレスにするだけ損なのでは?という疑問を解決していこうと思います。

※日本ではコート外プレーはほぼ禁止なので、ポルトレス=得点となるため打てて損はありません。

検証動画

World Padel Tour Estrella Damm Menorca Open 2020 Finales
Sanyo Gutiérrez / Franco Stupa vs Agustín Tapia / Fernando Belasteguín

検証結果

まず、この試合のスマッシュ数は以下の通り。

Bela:6本
Tapia:10本
Sanyo:11本
Stupa:26本

このうち、ポルトレスになったショットは合計5本。(カウンターでのポルトレスを除く)
内訳は以下の通り。

Bela:1本(17%)
Tapia:1本(10%)
Sanyo:1本(9%)
Stupa:2本(8%)

そして、Salida de pistaでカウンターされた回数は以下の通り。

Bela:1本
Tapia:1本
Sanyo:1本
Stupa:1本

Stupaの1本だけがポイントになっているという具合で、80%がカウンターされています。
もはや打ったら高確率でカウンターされるので、気合入れてチャンスボールを上げているにすぎない気もしてきました。

決まることもあるものの、返す技術が高いのでリスクの方がでかい状態なんですね。

季節によってボールの跳ね具合や空気抵抗が変わるので、このタイミングでのみ適用される話になってしまうかもですが、少なくともこの試合においては打つだけ損になっているし、選択肢としてもあまり選ばれていないショットになっています。

厳密に数えていないですが、半数近くのスマッシュはストレートに打ち自陣へ返ってくることを狙っているように見えました。

やはりロマンを追う男児としては、ストレートに打って相手が触れないくらい高く跳ねかえり自分コートに戻ってくるスマッシュをいつでも打てるようになりたいものです。

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