マイナースポーツの体験設計 その1「入口」
パデルというマイナースポーツにハマって、日々パデルの魅力をお伝えするnoteを書いていますが、本業はwebサービスのプロダクト・マーケなので、ちょっとスポーツもその観点で考えてみようと思います。
マイナースポーツは体験の入口が弱い
マイナースポーツは身の回りにやっている人がいない。
パデルをしていて「やりたい!」と言ってくる友達はいても、「気になったからやってみた!」と言う人はいなかった。
スマホゲームなどなら始める人はいる。
無料だし、一人でもできる。
スポーツの多くは一人ではできないし、やったことのないスポーツをわざわざ人を集めてやってみようとなることは少ない。
マイナースポーツは、ルールが知られていない分、誰かとじゃないと始められないと言うほうが正しいかもしれません。
メジャースポーツの体験の入口
多くのスポーツ経験者は、おおよそは下記のいずれかがキッカケでスポーツを始めたのではないでしょうか。
・部活
・習い事
・体育の授業
・親にやらされて
・観戦
つまり、多くのメジャースポーツは、無料で、小さいうちから、カンタンに体験できるようになっていると思います。
メジャーなスポーツが競技人口に課題を抱えていないわけではないものの、多くの人に体験してもらえる機会が存在しているのです。
一般的なサービスであれば、使ってもらうために無料クーポンを配布したり、招待キャンペーンをしたりと、工夫が必須です。
メジャースポーツは、体験期間を長期化でき、タッチポイントも多くある強みを持っています。
レジャー化か観戦ビジネス化か
野球やサッカー、ゴルフといった、観戦ができる競技は、タッチポイントが多くできる分、始めたいと思う人を増やしやすいと思います。
ただ、それは観戦がビジネスになるからできることであり、マイナースポーツを観戦ビジネス化することは初期段階ではかなり難しい。
ただ、テレビでは見かけないし生での観戦もしないけれど、多くの人が触れるスポーツもあります。
ボウリングやダーツ、ビリヤードといった、レジャー化したスポーツです。
このスポーツたちの特徴は、一人でもできることや、下手同士でもやっていい雰囲気があること。
飲んだあとにノリで行けるし、ハマれば一人でも好きなときに遊べます。
観戦需要が少なくても、遊びのコンテンツにできれば広まっていく可能性があります。
パデルの入口
パデルの欠点は、困ったことにまあまあ多く、できる場所が少ない以外にも下記が挙げられます。
・4人いないとできない
・他のレジャーと比べて高い
・施設が遠い
・コートの予約が取れない
・教えてくれる人も少ない
つまり、未経験者が始めるには仲間集め→予約→ルール学習というハードルを超え、少し遠いコートへ行き、いつもの遊びよりも少しお金をかける必要があります。
リピーターを獲得するには、体験に価値を感じてもらう必要があるため、入口の高さを下げることが重要です。
というわけなので、お金に余裕ができたタイミングでコート代僕が全負担の無料体験イベントをやってみたいなーと思ってます!
その際はぜひご参加いただければと思います!
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