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みんな、このマイナースポーツをどうしたい?

マイナースポーツの認知を広げる。

そこにどんな意味があるのだろうか。

マイナースポーツのプレイヤーは、トッププレイヤーだとしても「プロ」ではない。

つまり、観戦が増えることで何かが劇的に変わるワケではない。

だから、認知を広めていったとして、リターンが(少なくとも短期的には)ほとんどない。

どちらかといえば、上手くなりたくてマイナーだからこそ限りある資源を自分が使いたい、そんな人が多いのではないだろうか。

正直それは仕方のないことで、自分だって好きな時間にコートを押さえて練習したりしたい。

そう考えると、「マイナースポーツの認知を広げる」ことに、既存のプレイヤーにとっての価値はあるのだろうか。

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スポーツ以外に話を広げてみる。

UberやAirbnbは口コミをベースに大きく広まった。

果たしてUberやAirbnbは、利用者が増えることで既存の利用者にとって価値はあるだろうか。

ハッキリ言えば全くないだろう。

ほとんどのサービスは、自分以外の利用者が少なければ少ないほどスムーズに使えて良いのではないだろうか。

スポーツに話を戻せば、やはりマイナースポーツの認知を広げることに、多くのプレイヤーにとっての価値はないと言える。

プロになることを見越しているならば、ビジネス化されるよう努める必要があるが、そうでなければ楽しめればそれでいい。

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UberやAirbnbに話を戻そう。

これはよく知られた話だが、これらのサービスが広まったのは口コミが発生したからである。

なぜこの口コミが発生したか、というと、クーポンだ。

紹介者と被紹介者に与えられるクーポン。

それが、広く口コミを発生させたと言われている。

ただし、スポーツには問題があって「必要性」がない。

移動や宿泊はニーズが存在しており、そこに負があったために新しいサービスが成り立った。

スポーツは言わばゲームである。

ゲームはソフトウェアであるため、多少無料で体験できる価値を提供しても、後の課金で元が取れる。

スポーツは場所と時間が必要で、複数の顧客がそれを重複して利用できないため、利益率がおそらく著しく下がる。

つまり、価値がなく利益率も低い商品がスポーツだと言えるのではないだろうか。

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市場調査をしていないため、あくまで勘にはなるが、スポーツの収益はおそらく広告費がメインではないだろうか。

見る人が多くいるからこそ、そこに広告を貼ることができ、大きな収益につながる。

やはり、プロプレイヤーやそれを目指す人のような、収益を還元してもらえる人にしか「広めること」への価値はないように思える。

だからこそ、価値ではなく、「本当に楽しい、だから周りに教えたい」と思う人を増やすことが重要なのだと思う。

このマイナースポーツをどうしたい?

ぜひ、あなたの考えを教えてください。

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