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【パデル】ファーストボレーってどこに打つと良いの?

ファーストボレーとは、ここではサービスの次のボレーと定義しています。

パデルにおいては、サーバーがサービス&ボレーで前衛ポジションをとるのですが、前衛をキープし続けることや相手のミスに繋げることが大事なので、ファーストボレーもどこに打つか、重要なのではないかと思います。

今回は、World Padel Tourで活躍する選手のファーストボレーのコースをみていきます。

検証動画

World Padel Tour Vuelve A Madrid Open 2020 Finales
Juan Lebrón / Arejandoro Galán vs Agustín Tapia / Fernando Belasteguín
より、50球分のファーストボレーをピックアップ

検証結果

まずはフォアサイドの選手がボレーをする場合。

■合計:15本(うちバックからのリターン/フォアからのリターン)
センター :10本(4本/6本)
フォア×コーナー:1本(0本/1本)
フォア×正面:2本(0本/2本)
フォア×金網:0本(0本/0本)
フォア×横壁:0本(0本/0本)
バック×コーナー:1本(0本/1本)
バック×正面:1本(1本/0本)
バック×金網:0本(0本/0本)
バック×横壁:0本(0本/0本)

合計15本のボレーを打っていて、うち10本(7割弱)をセンターに打っています。これはフォアからリターンがきた場合もバックからきた場合も多くなっています。

ボレーを打つフォアサイド選手からみて右側の壁に流すことはほぼないです。考えてみれば相当打ちづらいので、無理して狙うところではないですね。

時折コーナーや相手選手正面を狙うこともありますが、基本はセンターなんですね。

続いてバックサイド選手の場合です。

■合計:22本(うちバックからのリターン/フォアからのリターン)
センター :5本(3本/2本)
フォア×コーナー:1本(1本/0本)
フォア×正面:3本(2本/1本)
フォア×金網:0本(0本/0本)
フォア×横壁:0本(0本/0本)
バック×コーナー:8本(7本/1本)
バック×正面:1本(0本/1本)
バック×金網:3本(2本/1本)
バック×横壁:1本(0本/1本)

センターは比較的多い方ですが、最も多いのはバックサイドのコーナーへのボレーです。特にバックサイドからのリターンを、そのままバックサイドへ戻すことが多いようです。

フォアサイドのボレーと違って、ファーストボレーのコースは多彩で、金網や横壁などアングルの効いたショットも織り交ぜつつ攻めのボレーをすることが比較的多いようです。

正面の選手に向かって横壁や金網を使わせるショットは基本的にはなく、そこは無理して狙わないのはバックサイドもフォアサイドも一緒のようです。

困ったら多いところに打っとけとは言いませんが、センターにボレーを打つのは定石なようですので、World Padel Tourを観ながらセンターに打った後の展開などに注目してみると何か掴めるかもしれません。

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