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【パデル】カウント別でバンデッハのコースは変わるのか?(その3)

photo credit: Sergio Busquets UDYR2014 (30) via photopin (license)

パデルで重要なショットの一つ「バンデッハ」。

ここまで男子トップ選手のバンデッハのコースをカウント別で見てきましたが、今回は女子選手とはどう違うのかを見ていきます。

検証動画

World Padel Tour Estrella Damm Barcelona Master 2020 Cuartos de final
Mari Carmen Villalba / Verónica Virseda vs Ariana Sánchez / Alejandra Salazar
より、1セット目のVillalba / Virsedaペアのバンデッハをピックアップ。

検証結果

まずはフォアサイドのMari選手のショットから。
前回までのSanyo選手と比較すると、センターへのバンデッハが非常に多くなっています。(Sanyo選手:センター22%|フォア39%|バック39%)

カウント:センター|フォア|バック
合計:54%(21本)|38%(15本)|8% (3本)

0-0:60%(6本)|30%(3本)|10%(1本)
0-15:0%(0本)|100%(3本)|0%(0本)
0-30:0%(0本)|0%(0本)|0%(0本)
0-40:0%(0本)|0%(0本)|0%(0本)
15-0:50%(1本)|50%(1本)|0%(0本)
15-15:67%(2本)|33%(1本)|0%(0本)
15-30:50%(2本)|25%(1本)|25%(1本)
15-40:0%(0本)|0%(0本)|0%(0本)
30-0:0%(0本)|0%(0本)|0%(0本)
30-15:0%(0本)|0%(0本)|100%(1本)
30-30:0%(0本)|0%(0本)|0%(0本)
30-40:50%(1本)|50%(1本)|0%(0本)
40-0:0%(0本)|0%(0本)|0%(0本)
40-15:0%(0本)|0%(0本)|0%(0本)
40-30:100%(2本)|0%(0本)|0%(0本)
40-40:100%(2本)|0%(0本)|0%(0本)

そもそも、Sanyo選手よりもバンデッハの本数が多く(1試合で23本に対して1セットで39本)、フォアサイドのバンデッハがゲームメイキングするショットとして相対的に重要度が上がっているようにも思います。

比較的ポイントを重ねるとフォアへのバンデッハは減っていっているようです。

続いて、バックサイドのVeronica選手のショットを見ていきます。

カウント:センター|フォア|バック
合計:21%(4本)|5%(1本)|74% (14本)

0-0:17%(1本)|0%(0本)|83%(5本)
0-15:0%(0本)|0%(0本)|100%(1本)
0-30:0%(0本)|0%(0本)|0%(0本)
0-40:0%(0本)|0%(0本)|0%(0本)
15-0:0%(0本)|0%(0本)|0%(0本)
15-15:33%(1本)|0%(0本)|67%(2本)
15-30:0%(0本)|0%(0本)|100%(2本)
15-40:0%(0本)|0%(0本)|0%(0本)
30-0:0%(0本)|0%(0本)|0%(0本)
30-15:0%(0本)|0%(0本)|100%(1本)
30-30:0%(0本)|25%(1本)|75%(3本)
30-40:100%(1本)|0%(0本)|0%(0本)
40-0:0%(0本)|0%(0本)|0%(0本)
40-15:0%(0本)|0%(0本)|0%(0本)
40-30:0%(0本)|0%(0本)|0%(0本)
40-40:100%(1本)|0%(0本)|0%(0本)

バックサイドは、Stupa選手は1セットで30本打っているのに対してVeronica選手は19本と少なめになっています。

ここまでの計測だと、男子よりもフォアサイド方向(ストレートやセンターから角度をつけるなど)へ打つことは少なくなり、センターが少し増えています。
ベースは対面に打つことで、70%以上はバックサイド方向へ打っています。

カウント毎の傾向は本数が少ないので見えてこないですが、男子よりもバックサイドに打つことが安定行動として取られているような気がします。

引き続き2セット目も見て検証していきます。

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だんな / とあるマイナースポーツのアンバサダー
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