趣味でやってもスポーツは苦痛が9割
パデルというマイナースポーツをやっていて時々、「パデルおもしろそう!やってみたい!」と声をかけてもらうことがある。
実際、競技としては奥が深く、他スポーツと比べてもパワーだけじゃなく駆け引きやテクニックがより一層求められ、楽しいと思える瞬間の多いスポーツだと思っている。
▼プロのプレー動画
パデルは、テニスにはない、多彩なショットが魅力的な壁ありミニテニス、といったところ。
この壁をうまく利用したプレーができると、爽快感がこみ上げ溢れ出る。
そんなパデルを4年ほど続けているが、趣味にしては苦痛が多い。
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自分は運動神経がいい方ではない。
それでもパデルを続けていたら、「勝ちたい」と思う気持ちが日に日に強くなっていた。
というより、負けることが多すぎて、勝てるまで満足できなくなっていたと言う方が正しいかもしれない。
手を伸ばしたら届きそうな勝利に、もう何年も届いていないし、そもそもペアが大会直前にトラブルに巻き込まれて、まともなコンディションで大会に臨めてもいない。
こうやって並べてみると、苦が多すぎてびっくりする。
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もしかすると、自分以外は、思ったよりも勝てて、自分の思い通りのプレーもできて「スポーツって楽しい!」が9割の人も多いのかもしれない。
練習をしていても、自分は飲み込みが遅いし、なにより基礎が不安定で普通になるだけで一苦労している。
「試合に勝てなかったから悔しい」
「この前は上手くできなかったから、早く練習したい…。」
この2つを繰り返し続けている。
そしてたまに勝てると、もっと勝利が欲しくなる。
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スポーツを趣味にする人で、「勝ちたい」と思わない人はそんなにいない。
「負けて楽しい」はよほど奇特だろうし、「できるだけで楽しい」なら「勝ったらもっと楽しいだろうな」と思う。
そうなると趣味のスポーツも苦痛に変わる。
負ければ次の試合までイライラするし、練習したくてフラストレーションが溜まる。
そうして勝ったらめちゃめちゃうれしいし、いいプレーができたら最高に楽しい。
だからスポーツを趣味にするのは、このヒリヒリした苦痛とたまに得る勝利を楽しむことなんだろうなと思う。
最近ヒリヒリしてないなー、という人、一緒にスポーツ、やってみませんか?
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