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人としては良く無い話

世の中には人としてはいけないと言われる3つの話があると言うのはご存知だろうか。有名な話題ではあるが紹介させて頂くと「政治、宗教、野球」の3つである。

何故駄目なのかと言うと各々の思想があり、譲れない部分があるので話題が荒れるからである。

いつも思うのだが野球が纏めて挙げられているのだろうか、政治と宗教に関しては勉強や関心、信仰心が深まるほど対立していき確固たる物が出来上がるのは分からなくも無いが、野球に関しては生活において娯楽の1つであって知れば知る程好きと嫌いの境界線が曖昧になるのでは無いのかと思う。

そんな私も兵庫県尼崎市に生まれ育ち、2003、2005のリーグ優勝を小学生の頃に経験して熱狂的なタイガースファン、そして猛烈なアンチ読売として生きていた。タイガースがリーグ優勝から遠のくと共に以前の様な熱を持たず見ると各球団の選手個人個人にフォーカスを向けれる様になり誰が嫌いだとか、誰が好きと言った話がいつの間にか馬鹿らしくなっていた。

個人差があるとは思うが知れば知る程広い心を持ち、対立せずに好きな名場面や、好きだった年代などノスタルジックに浸れて平和に話が進むと思うのだがそう簡単にはいかないのが人間の難しい部分である。

他のスポーツはどうだろうか。野球は日本に根付いてそれなりの歴史もありテレビでの放送も他のスポーツと比べると格段に見られる機会が多いのでファンの分母が圧倒的である。次いではサッカーなのだろう、しかしJリーグではチーム数も多く地域毎に存在するので対立しやすいのではあるのだろうがW杯という大きな大会もあり、日本全体が一致団結し合う光景が見られて、競技人口が世界的に見ると少ない野球ファンとしては羨ましく思う。

何故野球ばかりが荒れる要素になるのかと考えるとやはり全世界規模の大会が無いのというと、目立った位置で阪神巨人が対立煽りをして間に受ける人ばかりなのかと考える。対抗心を持たせてより熱狂的に応援させる事で球団への忠誠心を根強く植え付ける事で永く観させていこうという戦略なのだろうか。

やがて自分の応援する球団にも悪態つく様になり、楽しく観ていたはずのプロ野球が次の日の機嫌にも影響する様になると何が何なのだか分からなくなっている。

だがいくら話題が荒れようとも、他球団を馬鹿にする馬鹿に自分がなろうとも、プロ野球が日本で築いた歴史がそうさせるのか何故か応援する球団も、討論する相手も嫌いになれないのである。

長々と語らして貰ったが何が言いたいのかというと、結局私はオレンジ色が嫌いなのである。黒色とオレンジ色の組み合わせは大嫌いだ。

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