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「店員を殴ってやった」と言った時

サンドウイッチマンの東北魂ってご存じですか?

サンドウイッチマンのお二人が、東日本大震災後の東北地方の様子を伝えるために始めたラジオ番組でして、いまもなお続いている人気番組の一つです。

ぼくが住んでいる広島県には残念ながら放送されてないんですが、ポッドキャストで聞くことができます。なので今、ポッドキャストで配信されている過去のものを、すべて順番に聞いている最中なんですね。

とまあ、こんなかんじで前置き説明をしてみたんですが、最近「なんでこれを聞くようになったんだろう?」というのを、改めて思い返してみたんです。で、「これかな〜」というのが2つみつかりました。

ひとつは、内容から元気をもらえるというものです。

もともとぼくは、落ち込んでしまったやる気やモチベーションをあげるために、いくつかメディアを使うようにしていました。なぜなら、ぼくのモチベーションの上げ方は、『頑張ってる人の姿をみること』だからです。

なんか自分でもよくわかってないんですが、なぜか他の人が頑張ってる姿をみると「オレもこれくらいでやる気下げてる場合じゃないな」と、不思議とやる気が出てくるんですよね。

なので、誰かが頑張ってる姿には、いつも背中を押していただいております。

で、誰かが頑張ってる姿を伝える番組のひとつが、サンドウイッチマンの東北魂だったというわけなんですね。

ほかにも、クレイジージャーニーを見てたんですが、やらせ疑惑で放送終了となっちゃいました。残念です。

なのですが、ぶっちゃけると誰かが頑張ってる姿を伝える番組というのは、他にもたくさんあります。それなのに、なぜサンドウイッチマンの東北魂を選んだのか、、?その部分をザッと考えてみたんですが、さっきふとわかったんです。

サンドウイッチマンのお二人が程よくついてる毒が、非常に心地よかったんですね。

その部分がクセになって、聴き続けてるんだと思います。

たとえば、サンドウイッチマンの富澤さんがよく「何言ってんのかわからない」というボケをかましています。ですが、これは実際に言われると失礼極まりない言葉なんですよね。

ですが、コントの中でつかうことで「こいつムチャクチャを言うなw」というような、ブラックジョークとして扱うことができるようになります。

ぼくは、このようなブラックジョークが大好きなんでしょうね。

いや、ブラックジョークというよりも、ブラックジョークを言い合える、そしていいように拾って面白く調理してくれるような関係性をみることが非常に気持ちがいいんだと思います。

だってそうじゃないですか。ブラックジョークというのは、相手のことをよくわかってないと、面白く調理できないジョークじゃないですか。

たとえば、「レアな限定品が欲しくてお店にゲリラ的にいったんだけど、売ってくれなかったんだ。予約で埋まっちゃったんだって。だから店員さんをぶん殴ってやったよ。」という話があったとします。

これをお互いのことをよくわかったない関係性のときに話してしまうと、「おいおい、こいつ頭やばいやつじゃん。」と判断されてしまいます。

ですが、おたがいの性格をよくわかっていれば「んなわけねぇだろ。殴ってたら今オマエはここにいねぇよ!」などとつっこんでもらえます。

こういったやりとりが、サンドウイッチマンの魅力なんだろうな〜と思ったわけなんですよね。(人を気遣うときの言葉回しも丁寧ですしね)

で、ぼくもそういった言い合いができる仲間が、非常にほしかったりするわけです。

田辺輝恭

ReveDunJourプロジェクトは"夢”に特化し、子どもたち若者たちへ夢の持ち方・叶え方を発信しています。世界で夢を叶えてきた達成者たちが在籍。彼らから知恵と考え方を絞り取ることを是非としています。大和の心で我が儘に。