運命に委ねる
勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし。
東北楽天ゴールデンイーグルスの名誉監督である野村克也さんの座右の銘として有名なこの言葉ですが、たしか元々は肥前か肥後あたりの藩主の言葉だったと思います。(事前に調べないというナマケモノっぷりw)
この言葉が差すところは、『法則や技術に則って着実に進んでいけば、たとえやる気やモチベーションが上がらない状態であっても勝つことができる。反対に、法則や技術を無視ししたり、誤った解釈をしていると、どれだけ気力に満ちていても負けることは間違いない。』 というもの。
なので、やるべきことは徹底的にやろう。常に全力を出し切ろう。という意味合いで、勝ちに不思議の勝ちあり負けに不思議の負けなしという言葉が使われています。
ようは、やるだけやったら後は運任せってことですね。
で、ぼくは、人生においても仕事においても、やるだけやったらあとは運命に委ねるという考え方が大好きです。
例えば、ぼくたちのような生命体が地球に誕生したのも、完全に運に近いものがありますよね。
つい最近、今月で5歳になる長男から「なんで地球は回ってるの?」という質問を受けました。おそらく通っているこども園で学んだんだと思いますが、あなたはなぜ地球は回ってると思いますか?
たぶん息子は、自転のことを指して「なんで地球は回ってるの?」と言ったんだと思いますが、これって『偶然である』が一番有力な説らしいんですね。
『地球誕生』のぶ厚い図鑑を買って、息子と一緒に調べたんで、間違いありません(`・∀・´)キリッ
地球は、もともと太陽を中心に回っていた岩石どうしがぶつかり合って、1つの惑星になったとされています。もちろんその時はただの岩の塊であって、命の1つも誕生してなかったとされています。
もちろん自転の速度も全く違います。この段階では24時間で1周じゃなくて、5〜6時間で1周してたらしいんですね。
ですが、そこに今の火星級の大きさの惑星が衝突してきます。その影響で地軸が傾き今の23.4度となった。そして月が生まれ地球の周りを周回するようになったことで、地球の自転が24時間で1周するという周期になったとされています。
地球と月の重力がひかれあって、自転の速度が遅くなったんですね。
で、さらにその衝突の影響で水が誕生。ついては植物を含めた生命が誕生したとされています。
この1連の流れって、言い換えると惑星としては宇宙の物理法則にのっとってただ動いていただけということになります。だれも法則に反発しようともせず、所事万端が神羅万象の理にそってただひたすら動いていただけなのです。
守破離の守を貫けば、かならず結果が生まれます。ですが、なんで結果が生まれたのか振り替えると、よくわからないことが多いです。
「なんか気がついたらこうなってた」
もしあなたが、なにかを成し遂げたことがある人と話をしたことがあるなら、このような言葉を聞いたことがあるかもしれません。
まさに、勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなしですね。
田辺輝恭
ReveDunJourプロジェクトは"夢”に特化し、子どもたち若者たちへ夢の持ち方・叶え方を発信しています。世界で夢を叶えてきた達成者たちが在籍。彼らから知恵と考え方を絞り取ることを是非としています。大和の心で我が儘に。