見出し画像

チャンスを掴んでモノにする

チャンスの神様という概念があります。

どういうものかといったら、チャンスの神様は前髪だけあって後ろ髪はつるっぱげ。だから、前もって準備してる人ならつかむことができる。だけど「また、次も現れるだろう」とタカをくくった人は、二度とつかむことができないというものです。

そう、過ぎ去った神様の後頭部はツルッツルなんで、つかむにもつかめないという話なんですね。

まあ、このチャンスに関する話を信じるか信じないかは自由です。が、経験上ぼくはこの概念は真実だと思ってるんですね。

というのも、ぼく自身もそのような経験をたくさんしてきたし、コンサルタントとしてもチャンスを掴めた人・掴めなかった人を見てきたからです。

例えば、過去に気になるセミナー(帝王学寄りっていうヤバめの社長講座w)の募集がされてたけど、「う〜わ、この日はどうしても行けんわ」ということで見送ったことがあるんですね。講師の方は普段は表には出ないようにしているらしくて、『次回は募集するかどうかわからない』という忠告をされていました。

でもぼくは、「とか言いながら、なんだかんだ3ヶ月後にはやっちゃうんでしょ?そんな煽りする人ってたくさんおるし。」と、近いうちに再募集がかかるとタカをくくってたんですね。けど、あれから1年半、全く募集はされていません、、、苦笑

コンサルティングに関してもそうです。よく、本当に悩んでいる人こそ「今はどうしてもできません。」という判断を下されることがあります。その原因は、すべてお金がない・時間がないといったリソース不足です。

けど、ぼくの場合は同じオファーをずっとやり続けることはしていません。つまり、小売店のように同じ商品を年単位でずっとオファーすることはありません。現状のタスクボリュームや、身を置いているプロジェクト件数などによって内容がかなり変わってくるんですね。場合によっては受けることすらできない場合もあります。

なので、素直に「今はこのようにご提案させていただいてますが、『次回お願いします』と言われても約束はできかねますよ。」とお伝えするんですね。そうすると相手は「わかりました。またお話しさせてください。」といって、その場を去っていきます。

ですが、非常に悔やまれるのはその後です。

確かに「またお話しさせてください。」と言われる方は、数ヶ月後に連絡をしてきてくれます。なんですが、そのタイミングに限ってぼくの方が忙しすぎて要望に応えれないことがほとんどなんです。

そして「あの時やっておけばよかったです」と言いながら、ぼくの前を去っていきます。

チャンスの神様というのは非情なもので、お金がない・時間がないといった「リソース不足」の時にしかやってきません。なんでかっていうと、人はピンチになればなるほど情報を敏感にキャッチできるようになってるからです。

そして、その時掴んだチャンスというのは、必ずなんらかの犠牲を払わないと恩恵を得ることができないようになっています。例えば、契約すれば絶対に事業として次のステージに行けることは間違い無いのに、数ヶ月は家族の時間を犠牲にしなければならないとか、喉から手が出るほどやりたいサービスなのに明らかに貯金額より高いといった感覚です。

もちろん『家族との時間を犠牲にする』といっても、「それくらい別にいいじゃん」と思われる方もいるかもしれません。ですが、面白いことに家族の時間を犠牲にしなければならないリスクというのは、家族のことを何よりも大切にしている人の前にしか現れないんですね。

そして、お金に心底困っている人に限って、とんでもない額のお金が必要になるというリスクが降り注ぐんです。

でも、正直にいうと、ぼくは腹を決めてそのリスクを背負いこむことができないと、絶対に成功することはできないと思っています。なぜなら、リスクを背負うことなくうまくいく方法が世の中にあるんなら、世の中の全員が成功者になっていても不思議じゃないからです。シンプルに。

でも、そうじゃないですよね。

非情な話になってしまうんですが、決断できない・覚悟を決めれない人ってのは、結局なにをやってもダメな方向に流れてしまうものなんです。

確かに、リスクを承知でチャンスを掴んでも、その先にはさらなるトラブルや問題が大量に出てくることでしょう。そして、今まで経験したこともない苦痛に耐えきれなくなって、逃げ出したくなるかもしれません。(実際にリスク背負っても成果を出せない人もいますし)

でも、それを乗り越えたら、確実に今までとは違うステージにたどり着けます。そして、一度チャンスを自分のものにできたら、不思議と次々とチャンスが舞い込んでくるようになります。

そのように、腹を決めて目の前のチャンスをこなしていくことで、人とは違う価値を高めていけるんだと思います。

田辺輝恭

ReveDunJourプロジェクトは"夢”に特化し、子どもたち若者たちへ夢の持ち方・叶え方を発信しています。世界で夢を叶えてきた達成者たちが在籍。彼らから知恵と考え方を絞り取ることを是非としています。大和の心で我が儘に。